こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「静寂の銀世界 雪」。
雪の降った朝は別世界に感じますよね~。雪の世界がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、スノーワールドへ。
【まもなく! #NHKBS #美の壺】#静寂の銀世界_雪
雪を撮り続けてきたカメラマンの #菊地和歌子 さん。「雪は音を吸収してくれるので、普段聞こえないような自然の音を聞きながら、浄化されるよう」なのだとか。
雪の奥深き魅力に迫ります!
後5時30分 #NHKBShttps://t.co/monqVh5l4d— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) December 24, 2024
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
古から楽しまれてきた「雪見」。老舗旅館の雪見障子で味わう絶景!▽雪景色を撮り続けてきたカメラマン。北海道旭岳の壮大な雪景色に迫る!▽ユネスコの無形文化遺産に登録された「小千谷縮」。伝統の雪さらしの技▽京都の老舗和菓子店では、二十四節気によってさまざまに変える雪のデザイン▽ドイツ人建築家ブルーノ・タウトも絶賛した秋田県横手市の「かまくら」。450年の歴史を持つかまくら作りに密着!<File624>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】平田 裕一…旅館主人 / 菊地 和歌子…写真家 / 小田島 克明…小千谷縮織元主人 / 高家 啓太…和菓子店5代目 / 照井 吉仁…横手市観光協会かまくら委員長
【出演】草刈 正雄 木村 多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「白き陰影を味わう」
美の壺 平田 裕一さん 老舗旅館主人 福島県会津若松市
源氏物語や浮世絵などにもあるように、いにしえより日本の雪景色に多くの人が風情を感じてきました。
福島県会津若松市の会津東山温泉の「向瀧(むかいたき)」は、創業明治6年の老舗旅館です。
1996年(平成8年)に登録有形文化財第1号に登録されました。宿の自慢は、創業時につくられた中庭です。
冬には、一面、雪景色になります。素敵ですね。
向瀧では、障子の一部をガラス仕立てにした「すり上げ障子(雪見障子)」で中庭を楽しんでもらう趣向です。
6代目主人の平田裕一さんにお話を伺いました。
雪見障子は創業当時よりある仕掛け。部屋の中から外の風景が見られるようにされていたそうです。
全開にするとあかりが明るすぎるため、強烈な光が入らないよう雪見障子で部分的にみえるようにしているそうです。
冷たい雪までがあたたかく感じる景色だと、話してくださいました。
夜になると中庭には、竹筒に入ったろうそくに灯をともします。「雪見ろうそく」とよばれ、幻想な雰囲気を演出します。
ろうそくの灯りが雪の庭に咲いているかのようで、まるで時間がとまったような空間ですね。
向瀧の雪見ろうそくは、2001年より毎年恒例で行われ、12月下旬から2月末までされています。
福島にある「会津東山温泉 向瀧」が素敵すぎる…国の有形登録文化財に指定された伝統的な木造建築の名湯として知られています。3つの貸切風呂を含めた7つの湯船があり、全て源泉100%掛け流しの温泉です。冬には12~2月限定で向瀧名物の「雪見ろうそく」が開催され、幻想的な世界が広がります🕯 pic.twitter.com/SRJ9nSPTYi
— おさる旅@あこがれ宿をご紹介🐒 (@osarutabi1) November 18, 2024
(おさる旅@あこがれ宿をご紹介🐒@osarutabi1さん、アップありがとうございます。)
美の壺 菊地 和歌子さん 写真家 旭岳 北海道上川郡東川町
宮城県出身、雪が好きな写真家の菊地和歌子さんが2016年に出版した写真集『echo』は、8年に渡り雪をテーマに撮影したものです。
ふだんみえている風景が一変して別世界になるのがうれしく、ワクワク感やみずみずしい感覚を取り戻したいと思い写真を撮ったそうです。
菊地さんは、北海道のいろんな所へ撮影に行きました。
何度も撮影に行った北海道の「旭岳」に同行しました。旭岳は天候が変わりやすく、いろんな風景が撮れるそうです。
菊地さんは、雪の質感を大切にするためフィルムで撮り続けています。スキーヤーの姿にレンズを向け撮影をし始めました。
1人か2人の人物を撮影しますが、人の姿はとても小さく豆つぶみたいな大きさです。
菊地さんは、撮影する人の姿に意味があるそうです。
1人の時は、菊地さん自身、2人の時は、過去と現在の菊地さんで、雪にあこがれた幼い頃の自分を表現しているそうです。
まるで自画像のようですね。それを絵でなく写真で表現するなんて、いいなぁ~。
そして菊地さんは、木と木の間の雪のかたまりがペンギンのようだとシャッターをきります。雪は、ふだん聞こえない自然の音を聞かせてくれると菊地さんは、語ります。
どこまでも雪が好きなのですね。
ライフワークとして「雪」を撮影し続けている写真家、菊地和歌子の個展が開催。トークイベントも。 – https://t.co/Wd7mxZ9epS pic.twitter.com/sxte1rbt8u
— LIVERARY (@LIVERARYMAG) February 6, 2017
(LIVERARY@LIVERARYMAGさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「雪で作り 雪を表す」
美の壺 小田島 克明さん 小千谷縮・紬織元代表 新潟県小千谷市
江戸時代初期から続く織物でユネスコ無形文化遺産に登録された「小千谷縮(おぢやちぢみ)」。
シボとよばれる凹凸に特徴があります。
新潟県小千谷市の織元「おだきん」の代表、小田克明さんにお話しをうかがいました。
日本の夏は、高温多湿です。小千谷ちぢみは、触感がサラッとして夏に着用しやすい生地だそうです。
肌触りがいいですよね。ワタクシも好きです。
ちょまを使った麻で、撚りが強い緯糸を職人が織り、湯で何度ももみあらいすることで小千谷ちぢみ特有のシボを生み出します。
そして、小千谷ちぢみの最大の特徴「雪さらし」は、小千谷市の早春の風物詩として知られています。
雪上にさらすことで麻生地が漂白され、柄が際だちます。
小田島さんは、雪はさんざん見てあきあきするけれども麻織物にとっては欠かせないものだと語ります。
自然の力を借りて受け継いできた技です。
近年は雪の日も減り、雪でさらす日も減りましたが、江戸時代から続いた先人たちの知恵がつまっています。
そんなに持ってられるんですね✨✨
こんな感じで雪さらしするんです☺️
小千谷ちぢみはさらさらして涼しいと聞きます☺️お恥ずかしいことに私は着たことはないんです😅
夏は暑いのでスイカメロン🍉🍈作れるんです☺️ pic.twitter.com/2qRHkfEGVZ— でんざえもんファーム (@denzenfarm) July 24, 2020
(でんざえもんファーム@denzenfarmさん、アップありがとうございます。)
美の壺 高家 啓太(たかや けいた)さん 和菓子店5代目 京都市上京区
雪は、和菓子の世界でもなくてはならないモチーフです。
明治創業、京都・西陣の和菓子店「塩芳軒(しおよしけん)」の5代目店主 高家啓太さんが登場します。
雪は、花と同じくはかなさを感じさせ季節をあらわしながら使える好題材だといいます。
高家さんは、二十四節季にあわせて和菓子のデザインを変えています。雪モチーフの和菓子をみせていただきました。
雪がはげしく降り始める12月の大雪(たいせつ)の頃は、薯蕷饅頭(しょよまんじゅう)で雪と冬枯れの木をゆずで表現、雪の中でじっと春を待つ姿をあらわしています。
正月菓子は、やまいもの生地をこして、2色のそぼろ状にしたものを大納言小豆にまとわせてます。おめでたい新年の松に、雪が降り積もる情景を表しています。
高家さんは、時期によって、雪の量や降らせ方も微妙に変化をつけているそうです。雪が深まる2月の菓子は、やわらかい羽二重の生地に雪輪の焼き印をつけます。
中のあんこは、白あんで包み、光り輝く雪を表現してどこまでも雪を感じさせます。
食べるのもったいないきめ細やかなお菓子ですね(^・^)
生菓子もいいですが、雪玉を連想させるかわいい干菓子「雪まろげ」もお上品な甘さでオススメの一品です。
持ち帰った和菓子タイム
初めて本店を訪ねた塩芳軒さん
羽二重製白餡の椿
ふわっふわな羽二重餅が美味しい
薯蕷饅頭こし餡の冬木立
少しだけ柚子が効いていて、上品な薯蕷にアクセント
両方とも実にシンプルだからこそ、その質の高さがはっきりわかる pic.twitter.com/a0FPwxgQG5— 桃鹿09 (@momoshika09) December 24, 2021
(桃鹿09@momoshika09さん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「身も心もあたたまる」
美の壺 照井 吉仁さん 横手市観光協会 秋田県横手市
秋田県横手市で毎年2月15日、16日におこなわれる雪まつり「横手のかまくら」。
市内に数十基のかまくらがつくられ、多くの観光客が訪れます。
かまくらの歴史は、古く、450年上の歴史があります。
水不足の解消を願い雪に水神様をまつったことから始まったことと、子どもたちが雪に穴をあけて遊んでいた「雪穴あそび」があわされて、現在の「かまくら」ができたそうです。
かまくらいいですよね~。子どもの頃、かまくらでお餅を焼くのを見て、行ってみたいな~って思ったことがありました。
1936年、ドイツ人建築家ブルー・タウトは、横手のかまくらを『日本美の再発見』でこの素朴で幻想的な情景を絶賛したそうです。
横手市観光協会かまくら委員長の照井吉仁さんは、この日だけは、夜遅くまで遊んでも怒られない日で、雪とろうそくの明かりの調和が魅力的だといいます。
かまくらの中では、地元の子どもたちがいてお国ことばで「入ってたんせ(入ってらっしゃい)」と客を招き、もちや甘酒をふるまいます。
子どもたちは、かまくらは、きれいで壁も厚く、想像するよりあたたかいと教えてくれました。なんだか心まであったまるお祭りですね。
おはようございます😊
今日は「#かまくら」
秋田県横手市の450年もの歴史がある小正月行事「かまくら」が今日15日と明日16日開催されます。
もともとは子供の成長を祈る祭りなんですよ。
うちの子供も蛇の崎川原にミニかまくらをつくりにでかけていきました。… pic.twitter.com/SrMrXUmYUp— 赤川 彰 | 上級ウェブ解析士×上級SNSマネージャー (@akagawaakira) February 14, 2024
(赤川 彰 | 上級ウェブ解析士×上級SNSマネージャー@akagawaakiraさん、アップありがとうございます。)
美の壺 北嶋 勝雄さん 新山 聡さん かまくら職人 秋田県横手市
かまくらつくりは、祭りの1か月前からはじまります。
高さ3メートル、専門の「かまくら職人」がつくります。
かまくら職人なんて職業があるんですね。ワタクシ初めて知りました(≧◇≦)
重要なのは、雪を固く踏み固めることです。穴をくりぬく時、天気がよくなったり、雨降りだったりすると雪が落ちるからだそうです。
かまくら職人の北嶋勝雄さんは、素人にはムリだときっぱりと言います。できるようになるのに3年はかかるそうです。
どの道も修業は、きびしいですね。
雪を積みバランスをみながらシャベルをたたきつけ丸みをつけていきます。独特なかたちです。きれいな弧をえがきます。
数日おいて完全にかたまった後、中を掘り進めます。
同じくかまくら職人の新山聡さんは、人が入ったときに違和感がないように掘るのがむつかしいそうです。
ただただ、ちゃんと作ることに集中しているそうです。
壁の厚さは70cm、正確に測定します。完成すると水神様をおまつりします。冷たい雪がつくるあたたかい空間です。
【JR横手駅東口にかまくら2基が作られました】
かまくら職人さんのかまくら作りの様子をブログ「ちょびっとよこて」にてご紹介中です。
雪まつりまであと2週間ほど、皆さまのお越しお待ちしております。#yokote #横手 #横手の雪まつりhttps://t.co/vNcLY85UvJ pic.twitter.com/aDJHfnGlWO— (一社)横手市観光協会 (@yokote_kanko) January 30, 2020
((一社)横手市観光協会@yokote_kankoさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。