こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「日本の夏 花火」。
花火っていいですよね~。私、競技花火にハマっています。メロディーにあわせて上げる花火は圧巻です。夏には欠かせない、いろんな花火がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、HANABIワールドへ。
このあとすぐ【美の壺】は #日本の夏_花火
宵闇に一瞬の光を愛で
火花の音を聞き
煙の匂いをかぎ、夏を味わう
五感を震わす #花火 の世界へ!
今夜7:30~ BSプレミアム、BS4K#打ち上げ花火 #豊橋手筒花火 #線香花火#つぼみ #ぼたん #松葉 #散り菊 #美の壺 pic.twitter.com/7tJN5wuMBu— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) August 9, 2023
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
夏の風物詩、花火▽夜空に大輪を咲かせる打ち上げ花火。内閣総理大臣賞を受賞した花火師の職人技▽長野・軽井沢町の長倉神社花火大会の舞台裏▽迫力満点!愛知・豊橋の手筒花火。竹の切り出しから放揚まで手筒花火にかける地元の青年に密着▽東京・浅草橋の手作りミニ花火大会▽福岡・みやま市の線香花火の工房。火薬の量から巻き方まで、線香花火に秘められたこだわりとは?400年続く花火の魅力を再発見!<File585>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】花火工房代表…斉木智 / 手筒花火 神事長…都築宏亮 / 花火コーディネーター…長谷川公章 / 玩具花火工房…筒井良太
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「心躍る一瞬の輝き」
美の壺 斉木 智(さいき さとし)さん 花火工房代表 山梨県市川三郷町
夏の風物詩「打ち上げ花火」は、色や大きさ、形など、さまざまです。
放射状に飛び散る「菊」や、大きな輪が広がり流れる「冠(かむろ)」、絵を描くような「型物」などの種類があります。
打ち上げ花火が発展したのは、江戸時代。
疫病や飢饉での死者の慰霊と悪霊退散のため隅田川で花火が打ち上げられ、全国各地に広まりました。
山梨県市川三郷町は、花火づくりの町として知られています。
昭和29年創業の花火工房「マルゴー」が登場します。
2022年、秋田県大仙市大曲で行われた全国花火大会で最優秀の内閣総理大臣賞を受賞しました。
2代目の斉木智さんは、さまざまな打ち上げ花火を考案してきましたが、どこから見ても丸い花火を作るのが一番難しいと言います。
どのようにして作られるのか見せていただきました。
まず、「星」と呼ばれる火薬玉を作ります。
星を乾燥させ、球体の導火線のついた紙に工房独自の並べ方で星を並べます。仕上げに球に紙を均一に貼り付けます。
職人の技が集まり、数か月をかけて1つの花火ができあがります。
気の遠くなるほど手のかかる作業ですね。
視界いっぱいに広がる色彩豊かな花火が、山梨・市川三郷の夜空を美しく彩りました。
2023.08.07
神明の花火#神明の花火 #マルゴー #齊木煙火本店 #花火大会 #山梨県 #市川三郷町 pic.twitter.com/Ifmuk9fR1r— おーわ (@mof_mof08) August 7, 2023
(おーわ@mof_mof08さん、アップありがとうございます。)
美の壺 花火大会に密着 長倉神社 長野県軽井沢町
花火工房「マルゴー」さんにとって今年初めての花火大会に密着しました。
会場は、長野県軽井沢の長倉神社です。打ち上げられる花火は、1000発です。
工房の職人の方に打ち上げ花火についてお尋ねしました。
何人もの職人の手がかかっているのに一瞬で終わるところが好きだそうです。そして、花火を見ている人の歓声を聞くとやっていてよかったと感じるそうです
また、できた花火をどう打ち上げるのかを考えるのも花火師の仕事です。
今は、筒を電線につないでいく電気式です。プログラミングの通り、順番通りに花火を設置します。一発、一発、球をこめるのではないのですね。
2時間をかけて準備が整い、夜、7時30分、軽井沢の夏を告げる花火大会が始まりました。
音楽に合わせて菊の花火が上がります。
下から見てもきれいな円です。夜空に舞う花火、素敵ですね。
https://twitter.com/zTHufNvpn7ooVEz/status/1543200351750602753
(yuhoo@zTHufNvpn7ooVEzさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「30秒にかける情熱」
美の壺 手筒(てづつ)花火 吉田神社 愛知県豊橋市
創建1000年以上の歴史のある愛知県豊橋市の吉田神社には、神社発祥の花火があります。
毎年、7月第3金曜日に奉納される手筒花火です。
400年前、厄除け、疫病、無病息災を願って始まりました。天空に響き渡る豪快な火花が竹筒から出ます。
降りかかる火の粉の熱さに耐えながら男性たちが花火を打ち上げます。
すごいです。熱そう!
炎のシャワーの中に立っている感じですね。手筒花火を打ち上げる男たちの情熱に迫りました。
手筒花火の最大の特徴は、上げ手が竹選びから火薬の仕込み、打ち上げまで全工程を行います。
まず、竹を選び、伐採することから始まります。作業をするのは地元の青年たちです。
準備は、1ヶ月をかけて休日や仕事の終わった夜に行います。みなさんの情熱を感じますね。見た目が白い竹は、まだ弱いそうで節が黒く、真っ直ぐに立っている肉厚のものを選びます。
切り出した竹を1メートルにそろえて竹が火薬の勢いでわれないようにするためにすき間なく縄を巻きます。そして、最後に竹に火薬を詰めて完成です。
当日が楽しみですね。
今年も手筒花火用の準備が始まった。
表面に多くの粉を吹いてるものは若くて柔らかいから使えない。曲がっていたり楕円していてもよろしくない。
竹やぶにいくらでも竹はあるのにいいものは少ない pic.twitter.com/51TO5ricOv— れたす (@stella_lettuce) June 18, 2023
(れたす@stella_lettuceさん、アップありがとうございます。)
美の壺 都築 宏亮(つづき こうすけ)さん 吉田神社 神事長(じんじちょう)
吉田神社の神事長(じんじちょう)の都築宏亮さんは、19歳の頃から手筒花火に関わり今年で12年です。
手筒花火は、大変だが1度上げると達成感があり、クセに感じるそうです。
一瞬で終わるけれど、手筒のかかげ方や上げ方を自分なりに考えていくと、だんだん手筒花火が好きになり、毎年上げているそうです。
手筒花火の当日がやってきました。
手筒花火は、豊橋祇園祭の初日、吉田神社の境内で行われます。8つの町内が集まり3時間かけて250本の手筒花火を神前放揚(しんぜんほうよう)します。
30秒で1つの手筒があげられます。最後に「ハネ」と呼ばれる筒の底が破裂して大きな音が鳴ります。
すごい音です。度胸が要りますね。
多くの観客が見守る中、次から次へと放揚がされます。そして、最後を飾るのは、都築さんです。
1ヶ月をかけて自ら作った手筒を構えます。最後にシュボッと爆発音のような音がします。
都築さんは、「すごく熱かったが、楽しくてまたやりたい」と感想を語ってくださいました。
豪快な火花は、青年たちの情熱のようですね。
<手筒花火>
豊橋(吉田)が発祥とされる伝統花火。
約10mにも及ぶ、オレンジ色の火柱と、最後に「はね」と呼ばれる爆発が大きな特徴。#愛知 #三河 #豊橋 #手筒花火 #花火 #伝統 pic.twitter.com/pIyv5fNeJ7— 豊橋 魅力発信 Tweet (@Toyohashimiryok) August 7, 2023
(豊橋 魅力発信 Tweet@Toyohashimiryokさん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「五感で感じる」
美の壺 長谷川公泰さん 花火コーディネーター 東京浅草橋
東京浅草橋の長谷川商店は、夏限定の花火店です。
500種類の玩具花火を取りそろえています。その中でも人気のあるのが手持ち花火です。
手持ち花火は、大きく分けると、火薬が紙や筒などで包まれているパイプ状の「ススキ」と火薬がむき出しになっている「スパーク」の2種類があります。
なんだか懐かしいですね。子どもの頃がよみがえります。
店主の長谷川公泰さんは、どちらの手持ち花火も小さなお子さんから年配の方まで誰もが気軽に楽しめるおもしろい遊びだと言います。
そして、長谷川さんのもうひとつの顔が「花火コーディネーター」です。参加人数や予算、場所に合わせて玩具花火を用いて演出をします。
この日も地元の幼稚園 台東区立育英幼稚園では、夕涼み会の最後に花火をします。子どものお父さんにもお手伝いいただき準備をします。
長谷川さんは、子どもから大人まで1人でも多くの人に花火を感じ、魅力を知ってほしいと考えています。
参加されている方々の笑顔が印象的です。
https://twitter.com/nx4cq4/status/1667893318498545666
(しろぽんママ🌼豊島区3yおでかけ好きワーママ@nx4cq4さん、アップありがとうございます。)
美の壺 筒井良太さん 玩具花火工房 福岡県みやま市
手持ち花火の中で最も親しまれているのが「線香花火」です。
線香花火は、江戸時代、わらでできた花火を香炉に立てて楽しむ姿が、線香に似ていることが名前の由来です。
福岡県みやま市にある、昭和4年創業の「筒井時正玩具花火製造所」は、日本でも数少ない線香花火を作る工房です。
作るのは、2種類の線香花火です。関西で親しまれているワラに火薬をつけた「スボ手ぼたん」と、和紙に火薬を巻きつける「長手ぼたん」です。
なんとスボ手ボタンは、国内で作られているのは、こちらの工房だけだそうです。ほとんどが輸入ものです。
3代目の筒井良太さんに線香花火のコツを教えていただきました。
スボ手ぼたんは、火をつけると少し上を向けます。風があった方がキレイになるそうで風がない時は息を吹きかけるとよいそうです。
長手ぼたんは、火薬の量や火薬を和紙に巻きつける作業が大切なのだそうです。作り手の和紙のより方、遊び手の花火の持ち方、気象条件で、火花の出方が同じものはないそうです。
目で、耳で楽しみ、火薬のにおいを感じ五感で夏をめでるのが花火なのですね。
あー、なんだか花火をやりたくなってきてしまいました。
草刈さんの家のような広い庭があれば、花火も楽しめるのになぁ。
https://twitter.com/JR_HAKATA_CITY/status/1427148326399451139
(【公式】JR博多シティ@JR_HAKATA_CITYさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。