堀口初音『上方伝統芸能あんない:上方歌舞伎・文楽・上方落語・能・狂言・上方講談・浪曲・上方舞』レビュー:まったく初心者の「つまずきポイント」を解消。コンパクトに早く概要を知りたい人におすすめ。

こんにちは~。文楽大好きらら子です。

今回は、文楽まったく初心者さんのためのおすすめの本を紹介します。

堀口初音『上方伝統芸能あんない:上方歌舞伎・文楽・上方落語・能・狂言・上方講談・浪曲・上方舞』創元社,2011.(ISBN 978-4422700762)

このサイトでも何冊か紹介してありますとおり、文楽入門のための本は多くあります。

でも、よくよく考えてみると、文楽を見たことがない人が、行く前に読むには、ちょっと詳しすぎるのかも??と思う本も多いように思うんです。

たぶん、想像するに、

文楽に詳しい人から見ると、あれもこれもわかってたら便利だよね、もっと楽しめるよねっていう思い入れが強くなっちゃうんだと思うんですよね。

お母さんが、早く大きくなれ〜ってたくさん食べさせちゃうみたいな。

サボテンに水やり過ぎちゃうみたいな。

でも、ニンゲンにはキャパシティというものがあってですねぇ~。

いきなりたくさんのことをいろいろ詰め込まれたらすぐおなかいっぱいになっちゃうんです。

特に、伝統芸能なるものになじみがない、ほんとうの初心者が知りたいことって、すごくざっくりしたところだと思うんです。

歌舞伎・文楽・能とか、おなじような伝統芸能みたいに思えるけどナニカが違う、ほかナニが違う?どう違う?

このへんわかるときっとスッキリする!なじみやすくなる!

というわけで、前置きが長くなりました。今回おすすめするのは、これです。

これはいいなあと思ったのかポイントを、詳しく次で紹介していきますね。



堀口初音『上方伝統芸能あんない』をおすすめする5つのポイント

初心者向けの本といっても、1回見たことがあって、そのあとで、あーもっとくわしく知りたいなと思う場合と、まったく初めて見ることになって、何がなんだか??っていう場合があると思います。

そうすると、この本は、何がなんだかわからない人向けだと思います。

伝統芸能だけじゃなくて、宝塚歌劇とかほかのアーティストのライブでも、見に行ったときに、どういう行動したらいいのか?不安になる事ありますよね。

ファンの人のお作法とかマナーとかありそうだし、わからない人が行って怒られないかなとか、迷惑かけないかなとかドキドキしちゃいます。

特に伝統芸能ってなんかレベル高そうだし、ワタシなんかが行っても浮かない?マナー違反じゃない?なんて、ちゃんとたのしめなかったらもったいない!

そういう時に、この本があるとてっとりばやくわかって便利だなと思います。この本のおすすめポイント5つ上げてみます。

1.歌舞伎や能、狂言など、ほかの芸能もまとめて説明してある

上方歌舞伎・文楽・上方落語・能・狂言・上方講談・浪曲・上方舞について書いてあります。

歌舞伎や文楽(人形浄瑠璃)、能・狂言は、鑑賞教室とかあるので、東京近郊の人も見たことがある人がいるかもしれないけど、上方講談・浪曲・上方舞は、地元の人しか知らないかも。

私も文楽や歌舞伎以外はなじみがないので、他の芸能についてもコンパクトにこういうジャンルなんだってわかって良かったです。

2.各芸能について、同じ項目で概要・楽しみ方・鑑賞方法が載っている

劇場や舞台の作り、チケットの取り方、用語の解説が載っています。

同じ項目が同じフォーマットで書いてあるので、比較しやすいし探しやすいです。

3.第一線の演者のインタビューがあって親しみやすい

歌舞伎なら片岡愛之助さん、文楽なら豊竹英大夫(呂太夫)さん、というように各分野の一線で活躍しているのもいいです。

その芸能がどういうもので、その人がどんな気持ちで取り組んでいるか、どういうところに注目してほしいかが書いてあります。

4.初心者の「つまずきポイント」が載っている

最初から、つまずかない人もたまにはいるかもしれないけど、だいたい最初は??と思うことが多いですよね。

この本は「つまずきポイント」に初心者が疑問に思ったりわかりにくいことを載せてあります。

なので、もしそこでつまずいたら、「あーやっぱり」って思って理解すればいいし、つまずくのは自分だけじゃないんだって安心するのでとてもいいと思います。

5.着物観劇のガイドもあって親切!

歌舞伎や文楽にお着物ででかけるって気分があがりますよね!

でも、初めて行く場所で浮くのはイヤだし、どんなコーディネートがふさわしいのかわからない……。

という人も、これを読めば大丈夫です。イラスト入りでどんな着物が向いてるか、簡単に説明してあります。リラックスして優雅な観劇を楽しみましょう♪



らら子の萌ポイント

ごくごく簡単に、堀口初音『上方伝統芸能あんない:上方歌舞伎・文楽・上方落語・能・狂言・上方講談・浪曲・上方舞』のおすすめポイントを紹介しました。

この本を読んで、「じゃあ、チケット買って観てみようかな」って、ひとつ見て、またほかの芸能にも興味が出て、つぎつぎ見ていくっていうふうになると他のいいんじゃないかなと思います。

関東住みのらら子は上方芸能に興味津々(きょうみしんしん)です!