『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』発売!織太夫、清志郎、玉助ら文楽の演者も登場!

こんにちは~。らら子です。
2019年10月8日『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』 (中公新書ラクレ 668)が発売になりました。

これは、2018年4月に読売新聞から月1回の連載されている『中井美穂の見染めました』をまとめた本です。演劇通であるだけでなく、聞き上手で知られる中井美穂さんのセンスが光る連載です。

今まで登場した人は、歌舞伎、文楽、能・狂言、落語・講談・浪曲から、最も注目される旬の若手12人が取り上げられています。ただいま人気急上昇中の講談師の神田松之丞さんや、祇園のプリンスとして人気うなぎのぼりの歌舞伎俳優の市川染五郎さんが登場します。

『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』 に登場するのは松之丞、染五郎ほか、文楽では織太夫(おりたゆう)清志郎(せいしろう)玉助(たますけ)の皆さん

『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』 に登場する文楽の技芸員さんは、第四章 竹本織太夫(文楽太夫) 、第五章 鶴澤清志郎(文楽三味線)、第六章 吉田玉助(文楽人形遣い) の3名。

いずれも、文楽の枠をこえて活躍中の人気の若手ホープです。

『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』 竹本織太夫(たけもと おりたゆう)さん

第四章に登場する文楽太夫竹本織太夫(たけもとおりたゆう)さんは、NHK「にほんごであそぼのキャストとしてもおなじみです。

竹本織太夫さんは、文楽の本場大阪に代々文楽三味線の家に生まれ、8歳で豊竹咲太夫さんに入門。弟さんは文楽三味線の鶴澤清馗(つるざわ せいき)さんです。ご自身の小学生と中学生の息子さんも文楽の道に進むサラブレッドです。

最近では、NHK「あしたにたねをまこう」で話題になった小学生竹本織子太夫(たけもと おりこだゆう)さんの師匠でもあります。

織太夫さんの著書も12月に発売です。

『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』 鶴澤清志郎(せいしろう)さん、吉田玉助(たますけ)さん。

第五章に登場する文楽三味線鶴澤清志郎(つるざわ せいしろう)さんは、人形浄瑠璃が盛んな長野県飯田市の出身。くりくりと大きな目がと舞台にかけるストイックな姿勢が印象的な若手のホープです。大役の代役をこなすごとに、成長し大きな賞を次々と受賞しています。

第六章に登場する文楽人形遣い吉田玉助さんも代々文楽の人形遣いの家に生まれたサラブレッドです。現在の文楽人形遣いの中で一番の高身長。大きな体を生かして武将など勇壮な役がよく似合います。文楽だけでなく戦国basaraとのコラボポスターで話題になりました。初音ミクやボーカロイドとも積極的にコラボしています。



『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』 聞き手の中井美穂さんwiki的プロフ

『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』の聞き手は、フリーアナウンサー中井美穂さん。
中井美穂さんといえば、読売演劇大賞の選考委員を務めるほど、演劇通で知られています。

1965年アメリカロサンジェルス生まれの帰国子女。高校時代は演劇部に所属し、1987年日本大学芸術学部放送学科卒業後、フジテレビに入社。1988年に『プロ野球ニュース」で番組初の女性メインキャスターとなります。1995年に現在は野球解説者として活躍中のキャッチャー古田敦也さんとと結婚してフジテレビを退社、フリーとなりました。

伝統芸能だけでなく、宝塚歌劇にも精通していて、ミュージカル『テニスの王子様」のファンでもあります。

TOKYO MXなどで放映されている バラエティ番組「 TAKARAZUKA CAFE BREAK(宝塚カフェブレイク)」のレギュラーとしても活躍中。タカラジェンヌへのインタビューでの話の引き出し方の巧さや、知識の豊富さ、記憶力の良さには定評があります。

そんなマルチ才女にして演劇通の中井さんが聞き手の『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』、他の伝統芸能の方々の話もどのように引き出されているでしょうか。また新聞掲載時とどのように変わっているのかも楽しみですね。

らら子でしたー。



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