こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「一杯の至福 コーヒー」。サイフォン、ドリップ、エスプレッソ、こだわりの焙煎。職人技に着目。奥深く香り高いコーヒーを愉しめるお店がたっぷり出てきます♡
昔からコーヒーが好きで、よくコーヒー店に足を運ぶという、伊槻雅裕プロデューサー。その店によって味の違いがあるのは実は職人さんの技の違いによると知り、「職人技」に注目して取材したそうです。
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
今日の「美の壺」はいかがでしたか?次回は「一杯の至福 コーヒー」(アンコール放送)。世界トップクラスのサイフォニストがいれる「抽出」。ハンバーグのようにふくらむ「ドリップ」の名人。どろりと甘い新感覚の「エスプレッソ」も!ご期待ください♪ 午後7:30~ BSプレミアム pic.twitter.com/ViJRZ8ViwU
— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) April 10, 2020
いざ、至福の珈琲ワールドへ。
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
豊かな味と香りを引き出す「ドリップ」。ハンバーグのように膨らむ抽出の技とは?!
▽世界2位のサイフォニストが、繊細な感覚と技でいれる「サイフォンコーヒー」
▽コーヒー豆を焼き上げる「焙煎(ばいせん)」。機械と手回し、それぞれの名人が、豆の一瞬の変化を見極める!
▽イタリア人がエスプレッソに欠かせない「コーヒーのシャツ」とは?
▽「飲んで5分後に味が出てくる」という、新感覚のエスプレッソの秘密に迫る!出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】山田康一,中山吉伸,森光充子,大坊勝次,ファブリツィオ グラッセッリ,田中勝幸,
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:第1のツボ 味と香りを引き出す
美の壺:東京・表参道 ブルーボトルコーヒー 青山店
導入部で登場した、表参道にある人気のコーヒー店は、表参道のブルーボトルコーヒー青山店でした。
日本2号店です。フードメニューも充実。
ところで、ブルーボトルコーヒーからインスタントも発売されました。
手軽にお店の味を楽しめる?それともやっぱりお店の味には負ける?
ちょっと試してみたいですね。
【本日】人気コーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」青山店オープン – 写真は現在の様子 http://t.co/siAiZ8NY1W pic.twitter.com/vzm3DKVd5I
— Fashion Press (@fashionpressnet) March 7, 2015
美の壺:ゲスト カフェ・バッハ総店長・工場長
山田康一(やまだ こういち)さん
紙フィルターを使ったハンドドリップにこだわるお店が登場します。
東京都台東区日本堤にある自家焙煎珈琲屋カフェ・バッハ。
1968年に田口護(たぐち まもる)さん・田口文子(たぐちふみこ)さん夫妻が始めた小さな喫茶店。
今は15人ものスタッフが立ち働くコーヒーとスイーツの専門店です。
山田康一さんは田口さんと共著も出しています。
田口護,山田康一『コーヒー抽出の法則』,NHK出版,2019.
【目次】
・序章:コーヒー抽出の前に……おいしいコーヒーとは何か
・第1章:コーヒー抽出の仕組み……基本を身につけるために
・第2章:味を決める法則……6つの要素で自在にコントロール
・第3章:様々な器具での抽出……器具の特色を生かして微調整する
山田健一さんのプロフィールはこちら。
山田/康一
1978年、埼玉県生まれ。カフェ・バッハ総店長・工場長。日本に300人のSCAJ認定アドバンスド・コーヒーマイスター。1988年、辻調グループ・エコール辻東京卒。有限会社田口珈琲(カフェ・バッハ)入社。2003年より総店長。生産国、消費国視察多数。2005年、米カリフォルニア・ロングビーチでQグレーダー取得。2007年EAFCAエチオピアで審査員、2011年ベストオブパナマ審査員ほか、国内外で審査員経験多数。辻調グループ校講師、NHKカルチャーセンター講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出典:Amazon著者情報
美の壺:ゲスト 西麻布 丸山珈琲 サイフォニスト
中山吉伸(なかやま よしのぶ)さん
ガラス製の器具、サイフォンで抽出するバリスタが登場します。「ワールド・サイフォニスト・チャンピオンシップ」世界2位に輝いたサイフォニスト・中山吉伸さん。おしゃれメガネがよくお似合いです。
中山吉伸さんは丸山珈琲所属。中山さんのプロフィールはこちらです。
2013年、2015年,2018年とジャパンサイフォニストチャンピオンシップ(JSC)においてJSC史上初めてとなる3度の優勝を誇る。広報や営業を経て、現在はプロモーションサポート部に所属。外部セミナー等で講師としても活躍。
出典:丸山珈琲 バリスタ紹介
コーヒーを淹れるのに欠かせないのは、攪拌(かくはん)するときに使う“攪拌(かくはん)べら”。もちろん中山さんはマイ攪拌(かくはん)べらをお持ちです。
“わずかな力加減で味が変わる”という攪拌(かくはん)べらを自在に操って中山さんが生み出す繊細な一杯。
今はやりのスペシャルティコーヒーにも向いているそうです。きっと夢のように美味しいんでしょうね。
◎ジャパン ブリューワーズ カップ(JBrC)2018 予選に出場!
→ https://t.co/KpvEmX8PcL
開催期間:2018年8月7日(火)~8月9日(木)
・檜垣 慶治バリスタ(表参道Single Origin Store)
・中山 吉伸バリスタ(表参道Single Origin Store)
どうぞ、応援の程よろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/84ZoLWBxWb— MARUYAMA COFFEE【公式】丸山珈琲☕️ (@MARUYAMA_COFFEE) August 6, 2018
美の壺:第2のツボ 一瞬をとらえる
美の壺:ゲスト 福岡『 珈琲美美』店主
森光充子(もりみつ みつこ)さん
福岡市にある 珈琲美美(こーひーびみ)は自家焙煎のネルドリップコーヒーのお店。
1977年にマスターで夫の故・森光宗男(もりみつ むねお)さんと二人で店をはじめ、今は充子さんが店を切り盛りしています。
【ぼくらが連れて行きたい店vol.38】二人で歩んだ時間と空間が生んだ福岡の名店。(珈琲美美) | 福岡移住計画 https://t.co/t1U1bQ1Q0I#美の壺
— ぶぶ (@yhoobooboo) October 3, 2019
森光宗男(もりみつむねお)さんのプロフィール
「珈琲美美」の創業者である森光宗男(もりみつむねお)さんのプロフィールはこちらです。2016年に仁川空港で倒れて客死なさいました。
1947年福岡県久留米市に生まれる。1966年県立久留米高校卒業後、桑沢デザイン研究所(専門学校)入学のため、上京。ハワイ・オアフ島に半年間滞在の後、1972年東京・吉祥寺「自家焙煎もか」入店。マスターの標交紀氏に5年間師事した後、帰福。1977年12月福岡市中央区今泉に自家焙煎ホーム・コーヒー販売、ネルドリップの店「珈琲美美」を開業。(中略)2016年12月ネルドリップ普及セミナーの帰途、韓国の仁川空港にて倒れ、急逝。享年69。
出典:新潮社書籍詳細:珈琲屋
突然の訃報に関係者の皆さんはさぞ動揺なさったでしょうね。森光宗男さんのお店はご遺族にしっかりと受け継がれています。
https://twitter.com/foucault/status/807489492303101952
今も、充子さんは宗男さんのやり方を忠実に守っています。焙煎の日は、前日に娘さんが用意した豆を夜明前から作業開始です。
一杯一杯を大事に。受け継がれるコーヒー。飲んでみたいですねー。
美の壺:ゲスト 元「大坊珈琲店」店主
大坊勝次(だいほう かつじ)さん
ブルーボトルコーヒーにも影響を与えたというネルドリップコーヒーの名人、大法勝次さんです。コーヒーにかける姿勢は研究者のよう。焙煎の時間・色、温度などを細かくノートに記録している様子が映し出されていました。
1947年岩手県盛岡市に生まれる。1972年「だいろ珈琲店」に入店。珈琲店の基礎を学んだ後、1975年7月東京都港区南青山のビル2階にて、手廻し焙煎器による自家焙煎とネルドリップを軸とした「大坊珈琲店」を開業。以来、年中無休を貫き、世界中の愛好家にネルドリップの深煎りコーヒーを届けた。2013年12月老朽化によるビル取り壊しのため、惜しまれつつも閉店。(後略)
出典:新潮社書籍詳細:珈琲屋
『珈琲美美』のマスター、森光宗男さんとの対談が本になっています。
美の壺 東京・駒場 べにや民芸店
大坊さんが特別企画でコーヒーを淹れていた東京都目黒区駒場の民芸店はべにや民芸店さんでした。
大坊珈琲 コーヒーポット、ネルフィルターと『コーヒーの作り方』の本
大坊さんの監修した東屋のコーヒーポット、ネル、『コーヒーのつくり方』をそろえて、ネルドリップの練習をしています。週末のささやかな楽しみです。#大坊珈琲店 #大坊勝次 さん#ネルドリップ#コーヒー#コーヒーポット#東屋#東青山#日用品 pic.twitter.com/WGndcCnRjU
— A_Daibo_Coffee_Manual (@nahoko_press) May 24, 2019
大坊勝次さんの監修したコーヒーポット、ネルは東屋(あずまや)さんで購入できます。
大坊さんの『コーヒーの作り方』も購入可能です。
【大坊勝次さんの新しい本『コーヒーのつくり方』が再入荷しました】国内は郵便局のスマートレター(送料180円)でお送りします。ご希望の方はメッセージをください。
著者 #大坊勝次 さん
タイトル #コーヒーのつくり方
デザイン・製本 #立花文穂 さん#コーヒー #ネルドリップ #大坊珈琲店 pic.twitter.com/Q78jkFU5uG— A_Daibo_Coffee_Manual (@nahoko_press) May 21, 2019
美の壺:第3のツボ 跡を残す
美の壺:ゲスト ファブリツィオ・グラッセッリ さん
語学学校の授業の合間や自宅キッチンでエスプレッソを淹れてほほ笑むのはグラッセッリ・ファブリツィオさん。
都内にあるイル・チェントロ DA校長 ダンテ・アリギエーリ協会 東京支部会長です。
グラッセッリ・ファブリツィオさんのプロフィールはこちら。
1955年、イタリア・ミラノに近いクレモーナに生まれる。ミラノ工科大学を卒業後、建築家として数か国で活躍し、その後日本に魅せられ永住を決意。東京に住んで20年余り。イタリアの芸術や文化、語学を教える正式の免許を持ち、こちらをもう一つのライフワークとしている。現在はイタリアで最も古い伝統と権威を持つ文化団体「ダンテ・アリギエーリ協会」東京支部の会長を務め、同団体が設立したイタリア語学校「イル・チェントロ」校長でもある
出典:BOOK情報データベース
建築や日伊の文化について書いた著書が多数あります。
イタリアの家庭なら1つは持っている、エスプレッソを淹れる器具のモカ(マキネッタ)。ストレーナー部分にうっすらついた茶色の部分が、美味しいエスプレッソに欠かせない「コーヒーのシャツ」だそうです。
うちにもマキネッタがひとつありますが、あんまり洗っちゃいけないとは知りませんでした。ってことは、茶渋も取らないほうがおいしいのかな。
美の壺 ゲスト 東京・下北沢 BEAR POND ESPRESSO(ベアポンド・エスプレッソ)田中勝幸(たなか かつゆき)さん
2009年にオープンして以来、東京のコーヒースタンドの代表格となっている下北沢の「BEAR POND ESPRESSO(ベアポンドエスプレッソ)」
「BEAR POND ESPRESSO(ベアポンドエスプレッソ)」
オーナー田中勝幸(たなか かつゆき)さんは、元は大手広告代理店勤務でした。
米国滞在中にあるコーヒーに出会い、2009年に開業します。エスプレッソの美味しさにはコーヒーの粉の密度を変える“タンピング”という工程に秘密があるそうです。田中さんは独自の「筋肉の動かし方」で味を微妙に変化させるそうです。
出典:ニューヨーカー
こちらは名物「エンジェル・ステイン(天使のシミ)」。自由自在ですね。
大坊勝次さんとともに、コーヒーに情熱を注ぐ6人のプロフェッショナルの本質にせまるロング・インタビューにも登場します。
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2019年10月4日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/