こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「千年咲きほこる 菊」。菊は日本を代表する花ですよね~。ワタクシは、ピンポン菊が可愛くて好きです。庶民に愛される菊がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、ジャパニーズ・マム・マム・ワールドへ。
【まもなく! #NHKBS #美の壺】#千年咲きほこる_菊#平安貴族 が愛した #菊 特集!#重陽の節句 に厄払いと長寿を願う #菊尽くしの宴#嵯峨天皇 ゆかりの #生け花
に込められた意味とは?#藤原道長 の妻から #紫式部
に贈られた#菊のプレセントとは?
後5時30分 #NHKBS pic.twitter.com/br0NOFYHMG— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) September 24, 2024
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
秋を代表する花「菊」の魅力に迫る!▼邪気を払い長寿をもたらすとされた菊で祝う「重陽の節句」▼紫式部も歌に詠んだ「菊」の若返り効果??▼わずか2週間だけ群生する京都北山友禅菊▼嵯峨天皇が菊に見た自然界の在り様を伝える重陽の生け花▼1本の枝に千輪の菊を咲かせる「千輪菊」の圧巻!▼19世紀末ジャポニズムにわくヨーロッパで花開いたラリックの菊の芸術▼陶芸家が白磁に咲かせる菊の技とは?<File616>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】本田 享一…菊花栽培場責任者 常本 治…北山友禅菊栽培農家 辻井 ミカ…嵯峨御流華道総司所華務長 田中 峰子…西陣くらしの美術館十三代当主 林 侑子…陶芸家 葉山 結花…箱根ラリック美術館 学芸員
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「手塩にかけて」
美の壺 常本 治(つねもと おさむ)さん 菊栽培農家 京都市左京区久多
京都市左京区久多(くた)は、人口わずか70人の集落です。
畑には、野菊が一面に広がっています。夜が明け、日が昇るにつれ青く染まった菊が色濃くなって神秘的です。
菊の種類は、この地域に自生していた野菊・ヨメナキクを品種改良して育てた「北山友禅菊」です。7月おわりごろから8月はじめが見ごろです。
栽培にたずさわっている常本治さんは、秘境の地の北山に新たな特産物をつくろうと平成7年から北山友禅菊をつくり始めました。
休耕田の田畑を菊畑に変え、田や畑、かやぶきの家を借景として菊を育てています。毎年見られるように花のさし芽をして増やす努力もしています。
常本さんは、一面青い畑になるように気を配ります。
夏は、雑草が混じって他の花の種が飛ばないように徹底的に草むしりをします。
根気が必要な大変な作業ですね。常本さんは、菊は野に咲いている姿が一番似合う、風景まるごとを味わってもらえたらと語ってくださいました。
左京区久多の北山友禅菊を見て来た✋
暑いから涼しそうな花と、川の流れをどうぞ😁#北山友禅菊 pic.twitter.com/1WVzyec6d8— ペケ爺☂️RainMan☔️(sakasan) (@SakasanT1207) August 4, 2023
(ペケ爺☂️RainMan☔️(sakasan)@SakasanT1207さん、アップありがとうございます。)
美の壺 本田 享一(ほんだ きょういち)さん 菊畑責任者 福島県二本松市
福島県を代表する城下町・二本松市の菊の歴史は、江戸のおわりからはじまります。
風土記『相生集』には、9月の年中行事として箕輪門の下に300鉢の菊の花が並べられ多くの人が楽しんだと記されています。
現在も毎年10月には「菊まつり」が行われています。
菊まつりの菊をつくっている二本松菊栄会の本田享一さんは、菊づくり20年のキャリアです。
ビニールハウスの中で、雨風にさらされないように大切に育ている菊があります。
ドーム状の金具に菊をはわせ、たった1本の茎から花芽がたくさんつくことから「千輪咲」という名がついています。
本田さんは、毎朝、千輪咲に肥料が入った水をやります。菊にとって肥料は、命のようなもので、水でも育つが栄養が入っている液肥をやっています。
本田さんは、葉をみるだけで花が元気かどうかわかるそうです。
まるで自分の子どもみたいですね。愛を感じます(^_-)-☆
多くの花を咲かせるため、真ん中の葉を取る作業を毎日行います。
夕暮れには、ビニールハウスにあかりを灯し、菊まつりの日に満開に咲くように日照時間を調節します。細やかな手入れが大きな花を咲かせ、菊まつりを華やかに彩ってくれます。
みさえさん、こんばんは〜🍠
身近な観光スポットと言えば…?
地元 二本松市 霞ヶ城公園ですね〜♫
来月から『二本松の菊人形』がはじまりま〜す!
まっ赤な紅葉も見れるかな〜!
これは…きっとわさびのよ〜に菊ぞ〜😉☆以前の菊人形で〜す♫
千輪咲・他・紅葉夜景…。 pic.twitter.com/As0UK2hsXy— やきぶた🐽 (携帯酸素で行動中…ダイエットは無駄な抵抗) (@syoh1225) September 21, 2023
(やきぶた🐽 (携帯酸素で行動中…ダイエットは無駄な抵抗)
@syoh1225さん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「風雅なひととき」
美の壺 辻井 ミカさん 嵯峨御流華道総司所華務長 京都市右京区 大覚寺
京都・大覚寺は、平安時代に嵯峨天皇(786-842)の離宮として建立されました。
嵯峨天皇が、中国の湖を模した大沢の池で舟遊びをしていたとき、自生していた嵯峨菊を手折り、花瓶にさしたことが嵯峨御流(さがごりゅう)のはじまりだといわれています。
嵯峨御流にとって菊は、大切な花です。
9月9日の「重陽の節句」は、菊節句ともいわれます。中国で菊は古来より霊力があると考えられ、重陽の節句では、邪気を払い長寿を願います。
代表の華道総司所華務長の辻井ミカさんに重陽の生け方をみせていただきました。菊を五色に活けます。上から順に、白、黄、赤の三色の菊がいけられ、葉のみどりを青、満タンにはった水を黒にたとえます。
嵯峨御流では、白色が最も格調が高い色で、一番高い位置に配するそうです。
辻井さんによると、5つの色がこの世を語る万物の象徴で、菊は、宮中でも最も愛された花だったそうです。
辻井さんは、菊を通して菊と伝統文化を広めたいと話してくださいました。菊は、身近な存在で奥深いのですね。
【華道家・ #辻井ミカ さんの #きもの 着こなし拝見。花に同化したいという思いを託して】『 #婦人画報 』の8月号はいけばな嵯峨御流 華務長の辻井ミカさん。美に携わっている人はどんなきものを選び、着こなしているのか。https://t.co/QcNZtT9t1B#華道 #夏衣 #いけばな #着物 #fujingahojp pic.twitter.com/oJM87HEyJX
— 婦人画報 FUJINGAHO (@fujingahojp) August 19, 2019
(婦人画報 FUJINGAHO@fujingahojpさん、アップありがとうございます。)
美の壺 田中 峰子さん 西陣くらしの美術館 十三代当主 京都市上京区
重陽の節句は、今もくらしの中に行き続けています。
明治18年に建てられた「冨田屋(とんだや) 西陣くらしの美術館」十三代当主の田中峰子さんに重陽の節句についてうかがいました。
重陽の節句は、菊づくしの料理で長寿を祈ります。
食用の菊を使った料理を披露していただきました。食用の菊をゆでた甘酢の和え物、たくさんの食用菊を散らした昆布じめです。
田中さん自慢の菊のちらしずしは、錦糸たまごの上に菊の花びらを散らして大輪の菊の花を咲かせます。節句のはじまりは、家神さまへ菊を散らしたお酒を供えします。
目にも美しいお酒ですね。
こんな美しいお酒をいただいたら神さまもうっとりするでしょうね。坪庭に目をうつすと、菊の花に綿帽子、「きせわた」がかぶっています。
一晩、夜露に置くことで菊のエキスを吸った綿で身体を清めると健康にいられるそうです。紫式部が、藤原道長の妻からきせわたを贈られた和歌が伝わっています。
1000年の時をこえ、重陽の節句について、田中さんは、忘れてほしくないおとなの節句だと語ってくださいました。
デジスタイル京都|縁結び 織姫様がお住まいの織物の町、西陣町家の七夕祭【西陣くらしの美術館 冨田屋】 https://t.co/txBolAXfeb
— おおきに京都 (@ThanksKyoto) July 2, 2024
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美の壺:最後のツボ「魔性の魅力にとりつかれて」
美の壺 葉山 結花さん 箱根ラリック美術館学芸員 神奈川県足柄下郡箱根町
日本文化が大流行した1900年のパリ万博。
フランスのルネラリック(1860-1945)は、自ら展示ブースをデザインして新作のアクセサリー100点以上を展示して人気を博しました。
菊は、ラリックにとって多くのインスピレーションを与えました。神奈川県箱根にある「ルネ・ラリック美術館」では、菊をモチーフとしたラリック作品が展示されています。
学芸員の葉山結花さんによると、1900年のパリ万博では、「観菊会」が催され菊を愛でる会があったそうです。
それほど当時の人にとって菊は魅力的な花だったそうです。
植物の曲線美をいかしたアール・ヌーヴォーでは、官能的な女性の髪に菊がからまっているアクセサリーをデザインしました。個性的ですね。
時代の流れとともに美術の流行は、都会的な直線美のアールデコへと移行していきます。ラリックは、ジュエリー作家からガラス工芸家へと転身していきました。
代表作品コティ社の香水瓶。
香水瓶のふたに可憐なヒナギクを配してジュエリーとは違ったシンプルでモダンなデザインです。菊は、ラリックの生涯のテーマとなり変幻自在に変化をとげました。
箱根ラリック美術館で購入した雑貨
ケシの花アール・ヌーヴォーデザインの便箋
チョーカーヘッド「菊」モチーフA5クリアファイル pic.twitter.com/ks86ZEftds— 特急電車と通勤電車の横顔 (@tamahuyou) September 30, 2022
(特急電車と通勤電車の横顔@tamahuyouさん、アップありがとうございます。)
美の壺 林 侑子さん 陶芸家 京都市東山区
京都・清水寺に続く道、茶わん坂にある100年を超える清水焼の工房「紅村窯(こうそんがま)」の四代目、林侑子さん。
代々つづいた白磁の技を受け継ぎ、革新的な菊の作品をつくっています。
林さんは、ろくろでひいた白磁にまゆ毛切りのハサミを用いて装飾をほどこします。
斬新な発想ですね。
さんは、いろんなハサミでためしましたが、まゆをカットするカーブが適していたそうです。
きっかけとなったのは、和菓子のねりきりの「はさみ菊」だそう。
陶芸にもいかせないかと考えました。当然ながら和菓子と陶芸には違いがありました。
林さんの使う土は、代々、改良を重ねたもので、骨灰を配合することで焼成すると透明がかった黄色みを帯びます。
また、骨灰が入ることで土は割れやすくもなります。
そのため、林さんは、骨灰と土の配合を調整しました。
また、ハサミを入れる部分は、強度が落ち、亀裂もできるため、ハサミを入れる角度も考えました。
林さんの工房にはたくさんの菊になれなかった陶片があります。
努力のたまものですね。そんな試行錯誤の末、できたのが白菊のペーパーウェイトです。
透明感があって素敵です。ガラスのような繊細さをかもしだしていますね。林さんは、ハサミを使うことで、自分が作る菊の世界が広がっていきました。この先も菊の世界が広がります。
3つ子ちゃん
磁器をハサミ✂︎で切って
菊を装飾ここから葉っぱも足して
装飾完了ー京都知新 MBS (OA7/19)
HPより視聴可能
#209 紅村窯 四代・林侑子 https://t.co/FYLF0aIYoBInstagramhttps://t.co/MOsBfkhat5#紅村窯#林侑子#京都#陶芸#和菓子 をヒントに#はさみ で磁器を切る pic.twitter.com/lfJE04XBQB
— Yuko@紅村窯 (@yuko_koson) October 7, 2020
(Yuko@紅村窯@yuko_kosonさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。