こんにちは~。お着物大好きらら子です。
着物って楽しいですよね。友達とのおでかけ、美術館や観劇に、ランチに。ちょっと大事にエスコートしてもらったりして気分が上がりますよね!(^^)!
でも、着物でお出かけすると、たまに遭遇するのが人の着付けをじろじろチェックしたり、コーディネートをダメだししたりしてくるオバサマ。
ご親切に着崩れを指摘して直してくれます。オバサマがグループ場合は、囲まれてよってたかってあちこちから手が出てきたり。
ご本人は「良かれと思って」なんでしょうけど、ビックリするし、コワイ。
楽しい気分が台無しです。いったいなんなんでしょう??
目次
- 「着物警察」まとめ:着物警察ってナニモノ?
- 「着物警察」まとめ:着物警察体験談。歌舞伎座や新橋演舞場がある東銀座は要注意。
- 着物警察まとめ:着物警察のパトロール場所はどこ?ふつうのおばさんが着物警察にとつじょ変身?
- 「着物警察」まとめ:着物警察に撃退法は?言い返しはどうする?
- 「着物警察」まとめ:どんな人??着物警察の行動の特徴は弱きに強く強きに弱い
- 「着物警察」まとめ:着物警察は上から目線のかまってちゃん?
- 「着物警察」まとめ:着物警察はプロじゃない。
- 「着物警察」まとめ:つけこまれないようにしよう!
- 「着物警察」まとめ:声をかけられやすいポイント3つ:帯のタレ、帯締め、おはしょり
- 「着物警察」まとめ:直してあげるときのポイント3つ:着物警察にはなりたくない!
「着物警察」まとめ:着物警察ってナニモノ?
着物を着てお出かけした皆さん、こんな経験はありませんか?
見知らぬオバサマがいきなり近づいてきて「帯が曲がってるわよ!」とか言ったり、ちょっと離れたところから聞こえよがしに「あーあんな着付けでよく出かけられるわね!」とか言ったり。
かと思えば無言で近づいていて、いきなり帯に手を伸ばしてきたり。失礼ですよねー。
きびしく取り締まるので、「着物警察」とも呼ばれます。着物警察と同じカテゴリーで「お直しおばさん」という方々もいます。
えー、私こんな人に会ったことがないわ?というあなたは幸せな方です。
この先、いつどこで出会ってしまうかもしれません。
着物初心者の中には、パトロール中の着物警察に会うのが怖くてお出かけをためらってしまう人もいます。
もともとオバサマはおせっかいな生き物ですが、「正しく着物を着なければいけない!」という正義に燃えてるオバサマ方も困ったものですよね。
いったい、どう対応すればいいのでしょうか??
「着物警察」まとめ:着物警察体験談。歌舞伎座や新橋演舞場がある東銀座は要注意。
着物警察はどこにでもいます。街中にふつうにいるふつうのおばさんが、着物姿を見たとたんにパトロール中の着物警察に変身するかのようです。
らら子の経験だと、歌舞伎座や新橋演舞場がある東銀座は着物警察出没率が高いです。文楽を見に行って着物警察に会ったことはないかなぁ。
歌舞伎より文楽のほうが観客も着物の人も少ないですしね。ここだけの話、文楽の方が観客に着物上級者が多いです。
歌舞伎のほうが着物人口のすそ野が広いし、声かけるほうもかけられるほうも多いんだと思います。
最後に着物警察に遭遇したのは去年かな。歌舞伎座地下の「木挽町広場」のトイレで、鏡の前で帯を直していた時のことです。
オバサマがトイレに入ってきたので、帯を直しながら「個室あいてますよ」と声をかけたら、そのオバサマったら、「曲がってる!曲がってる!」といいながら私のほうへ突進してきました。
ほんと、誇張ではなく突進してきたんです。
思わず「いえ、だいじょうぶですから」と身をひるがえしてしまいました。
だってこわかったんだもん。
あとから、オバサマも、人の帯の世話焼いてないでさっさとトイレすませればいいのにねーと思いました。
着物警察まとめ:着物警察のパトロール場所はどこ?ふつうのおばさんが着物警察にとつじょ変身?
浅草でも着物警察に遭遇したことがあります。
今やレンタル着物のメッカなので、プロの着付けで歩いてる人も多いのですが、やっぱり何か言いたいらしい。
夏着物の友達と駅で待ち合わせて、うきうきと歩き出したとたんにオバサマというかオバアサマが、やはり突進してきました。
「帯が帯が!上がっちゃってるわよ」
お太鼓帯の下の部分のタレが、ぴこっ!と上に折れてたんですね。たぶん電車で座った時に折れあがっちゃったんでしょう。
後から思えば、このオバサマ、歩道のガードレールにぼーっと座ってたんですよ。着物姿の私たちが現れたときから、何か言いたくてガン見してた気がします。
タレが上がってるなんて、本当に指一本でなおっちゃうはなしなので、さりげなくひとこと「タレ気をつけてね」といえばいいと思うんですけどねー。なんだか、帯がほどけたかのような大騒ぎでした。
「着物警察」まとめ:着物警察に撃退法は?言い返しはどうする?
着物警察やお直しおばさんに出会ってしまったら、どうすればいいでしょうか?
言われっぱなしなので悔しいので、ついつい言い返したくなりますが、
その時は、着物警察の顔を立てて、「あらーありがとうございますぅ、助かりましたぁ」と言っておきましょう。
ハイハイと聞いて、おだててお礼を言っておけば、着物警察やお直しおばさんはごきげん。
「教えてくださってありがとうございます。助かりました。」と、サラリと受け流して即座に立ち去りましょう。
でも、時にはき然と断るのもテ。見知らぬ人に大事な着物をべたべた触られたくないですもんね。
あくまで礼儀正しく、スマートに
「大丈夫です。ご親切にありがとうございます。」
とお断りしましょう。ポイントは「敬して遠ざける」です。
「着物警察」まとめ:どんな人??着物警察の行動の特徴は弱きに強く強きに弱い
さて、どんな人が着物警察になってしまうのでしょうか。らら子は着物警察ってこんな人が多いじゃないかと思います。
- 着物から遠ざかっていて、なにか着物と関わりたいさびしい人
- 着付けを覚えたばかりで、他人の着物姿が気になってしかたがない人
- とにかく自分が優位に立ちたい(ターゲットは若い人や初心者)
らら子も着物を着始めたばかりのころは、いろいろ言われました。おもしろかったのは、着付けの先生とお出かけしたときのことです。
着付けの先生がちょっと離れていた時に「ちょっといいかしら?」と声をかけてきた洋服姿のオバサマ。先生がもどってきて「何か?」と言ったとたんに、
「あら、い、いえ!」と言いながら、マンガみたいに、ぴゅーーーーーーーっといなくなりました。
ラスボス登場!って感じでした(笑)
不思議なことに、着物警察は、洋服の人が多いです。もちろん着物姿でいろいろ言ってくる人もいます。
でも、そういう人は実はご本人の着付けはいうほどうまくないことが多いです(笑)
「着物警察」まとめ:着物警察は上から目線のかまってちゃん?
そんなゆかいな着物警察の人って、つまりは着物を着てるひとと関わりたい人で、かまってちゃんなんですよね。
それって、スカートめくりする小学生男児みたいなもんでしょうか。
着物警察はきっと着物が恋しいサビシイ人なんだなと思っています。
他の人が着物を着ているとうらやましいと思ってしまうのでしょうね。
着物警察とまでいかなくても、観劇やコンサートのロビーで着物の姿の私の近くで、「私も今日は着物で来ようと思ったのよ、でも……。」と聞こえよがしに話しているオバサマ方がいらっしゃいます。
そして、着物警察になっちゃう方々は、ナニカ上から言いたいので、優位に立てる相手を狙うので若い人をターゲットに狙う。
若い人っていっても着物人口のなかでの若い人だから、40代50代の人でもバリバリ取り締まられちゃいますよ(笑)
おじさんが自分より年の若い女性に対して、なにかと上から目線で教えたがったりお説教たれたりするのを、「マンスプレイニング(mansplaining)」というそうですが、着物警察もマンスプレイニングのおばさん版ですね。
さらにダメ押しでさんざんアレコレ言われた後に、「でも、とっても上手に着られてるわよ」とか上から言われちゃいます(笑)
「着物警察」まとめ:着物警察はプロじゃない。
ときには、本当に着つけが上手な方や着物のプロの方が、見るに見かねてアドバイスしてくださることもあります。
そういう方は、突進してきたりしないで、ほんとうにさりげなーく声をかけてくださるのでありがたいです。
着物警察にいきなり声をかけられたり、着物を直されたりしたら受け流すのが一番です。
いきなり大声だしたり、着物にさわってこようとする着物警察さんの皆さんは要注意。アドバイスはまじめに受け取めすぎない、関わらないのが一番です。
「歌舞伎なのに浴衣なんて!」とか「ポリエステルの着物なんて失礼!」とかいう人がいたら、素材のことをいろいろ言ってきたら、完全無視です。
だって、Tシャツやアロハで歌舞伎見に行く人なんておかしくないですよね。
絹の着物じゃないと失礼だなんて誰が決めたんでしょう?じゃあ、あなたは絹の洋服しか着ないんですか?って逆に聞き返したいです。
洋服はポリエステルをバンバン着るのに、和服はポリエステルはNGっておかしいですよね。
「着物警察」まとめ:つけこまれないようにしよう!
とはいえ、たまーにびっくりする着物の姿の人もいますよね。たとえば、木綿の着物にきんきらの袋帯とか、高そうな訪問着で足元が下駄とか……。
いくら個人の自由だとはいえ、ほかの人をギョッとさせないほうがいいですよね。少し気を付けたほうがいいかもしれないです。
Yahoo知恵袋で質問すると、また極端な回答が集まっちゃったりするので、着付けの先生とか着物仲間とかちょっと聞けそうな人がいるといいですよね。
今はyoutubeでいくらでも着付けやコーディネートが練習できる時代ですが、独学オンリーというのもつらいもの。お仲間がいれば楽しいし勉強にもなります。
そもそも着物警察の人は、そんなに難しいポイントは突いてこないです。
簡単に直せそうなところを大騒ぎするんですよね。
出る杭はうたれるですが出過ぎた杭は打たれません。着物にブーツでも着物にセーターinでも自信をもって着こなしましょう。
「着物警察」まとめ:声をかけられやすいポイント3つ:帯のタレ、帯締め、おはしょり
着物警察につけ込まれるポイントは、初心者にもわかりやすく直しやすいところです。なので、まめに自分でも直すように気をつけましょう。
- 帯のタレが上がっている
- 帯締めが片方落ちている
- おはしょりがだぶついている
帯のタレは上がりやすいし、帯締めは落ちやすいものです。
座ったり立ったりするタイミングでちょっと手で触って確かめましょう。
おはしょりがぴしっとしてるとなぜか上手に見えます。おしょりは帯の下線から人差し指一本分ぐらいのところにぴしっと揃えるように着ましょう。
着ちゃったとに、ぐずぐずしてきたらできるだけ折り目を通して手アイロンで伸ばすとマシになります。だぶついた分を帯の中に隠しちゃうのも手。
「着物警察」まとめ:直してあげるときのポイント3つ:着物警察にはなりたくない!
今ここで言われても……だけど目立ってちょっと口出ししたくなるのはたとえばこんなこと。
- 帯が曲がってる
- 襟元がだぶついている
- 背中心がずれている
このぐらいだとけっこう体に接触したり、着物の中に手をいれたりしないと直せないので、ちょっと直すのにはスキルが要ります。
もし、一緒にでかける友達が上記3つに当てはまってたら、私なら友達なので「ちょっといいかな?」といって直します。
自分が着物警察にならないように基本的にスルーです。
でも、よほど困ってるみたいならさりげなく手を貸してあげられるオバサンでありたいなと思います。
らら子でしたー。Let’s Enjoyお着物!