NHKせかほしJAPAN! 究極の“台所道具”メイドインジャパン!銅やかん、能登の宿、イカサキ包丁、茶筒は三浦春馬さんからJUJUさんへ!世界はほしいモノにあふれてるネタバレ:出演者情報もお見逃しなく!

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『せかほし』は、「日本の台所道具」。日本の職人技が光る食器や調理器具が登場します。

三浦春馬さんの笑顔もタップリ。最後には番組からの追悼コメントも放映されました。

https://twitter.com/nhk_sekahoshi/status/1297413273869004803





目次

『世界はほしいモノであふれてる』番組予告

三浦春馬も取材してきた「メイド・イン・ジャパン」の魅力に迫る旅。幻の銅器“紫金色”。プロの逸品、イカサキ包丁。おうちごはんのパートナー「和の台所道具」の世界へ。出典:番組ホームページ





せかほし:今回の旅人は料理研究家 ナンシー八須(なんしーはちす)さんと次男のアンドリューさん

せかほし:料理研究家 ナンシー八須さんのWiki的プロフ

1988年に和食に惚れ込んでアメリカからやってきたナンシー八須さん。有機農家の八須理明(はちす ただあき)さんと知り合い結婚。今は、埼玉県の古民家を改装して住んでいます。

◎ナンシー・八須さん/米国・カリフォルニア州出身。スタンフォード大学卒業後に来日し、農家の八須理明さんと結婚。キンダーガーデン「サニーサイドアップ!」主宰。近著に『スタンフォードの花嫁、日本の農家のこころに学ぶ』(日本文芸社)、洋書『preserving the japanese way』
出典:クロワッサンオンライン

息子さんのアンドリューさんとともに英語で学べる幼稚園を経営。幼稚園の園児とともににぎやかに料理をしています。「食べ物と食べることの大切さ」を 子どもたちに教えています。




せかほし:ナンシー八須(なんしーはちすさん)の台所とお気に入りの台所用品

ナンシー八須さんが日本の台所用品にのめり込むようになった、出会いは「すり鉢」だそうです。10個以上も持っているとか。

日本の職人技にほれ込んだナンシーさんは、外国人の目を通して日本の職人技を伝えようと記事や本を執筆しています。あのフレンチの巨匠ロブションや、オーガニック料理の先駆者アリス・ウォーターズもナンシーさんのファン。

ナンシー八須さんの台所はたくさんの人が集まれるこだわりの台所。天板はマラカイト、下の台は和箪笥など、使いやすくする工夫もいっぱい。

ナンシーさんの台所は、NHK『美の壺』でも紹介されました。

美の壺 「しあわせの小宇宙 台所」<File487>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺




Mission 銅器に秘められた神業を探る

せかほし:銅のやかん燕市の創業200年の工房

ナンシーさん、アシスタントを務める次男アンドリューさんと共に新潟県燕市に銅器の名産地、燕市にやってきました。創業200年江戸時代から続く老舗の工房 玉川堂(ぎょくせんどう)です。

玉川堂(ぎょくせんどう)

お話をしてくださったのは、番頭 山田立さん。

この工房は一点一点手作り。一枚の銅板を打って形作っていきます。
当然、形もサイズも違うそう。

この工房の特色は「紫金色(しきんしょく)」という百数十年前偶然にできた色です。

銅製品は表面を化学変化させて着色しています。銅硫化カリウムを出すとたちまちグレーに変化。

ここまでは明治から行われていた手法ですが、大正時代ある間違いから偶然錫(すず)鈴が銅器に付着し、それに気付かないまま薬品へ漬けると、赤い銅が見たことのない青紫色になったそうです。

5年目の若い職人さんは、ひとつひとつ手作りしていることに誇りを持っています。

銅のやかんにご興味ある方はこちらもどうぞ。

美の壺 「食卓を彩る 銅」<File 489>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺





せかほし:村上市のお茶店舗

実際に銅製品でお茶を入れているお茶屋さんが登場します。

富士美園

茶園代表の飯島剛志さん。

「北限の茶処」と呼ばれる村上で、茶師として活躍する村上市長井町にある冨士美園株式会社の飯島剛志さん(40)。伝統の村上茶を守るとともに、県内では珍しい紅茶の製造を手掛けるなど、茶の魅力を発信し続けている。
出典:農業共済新聞にいがた版





MISSION 世界を魅了する日本の刃物を調査

スタジオでトーク

銅器でヤカンを打つJUJUさんと三浦春馬さん。ナンシーさんも温かい目で見守っています。

ナンシーさんによると、外国で人気の日本の調理道具は、七輪(しちりん) 土鍋(どなべ)そして、 炭(すみ)。 焼き鳥も流行ってるそうですよ。

そして、地元の神川町で骨董市を回るナンシーさん。

新刊の写真に使うお皿を物色中に、すり鉢につい手を伸ばすナンシーさん。それを笑うお2人。改めて息がぴったりですね。

骨董市でおなじみの刃物屋さんと挨拶を交わすナンシーさん。日本の刃物は世界一だといいます。




せかほし:能登のイカサキ包丁:干場(ほしば)さんの工房

ナンシーさんがイチオシなのが石川県のイカサキ包丁。
細くて両刃で便利。とても扱いやすいそうです。
ナンシーさん達が訪ねたのは、能登にある鍛冶やさん。

ふくべ鍛冶(能登)

四代目の干場健太朗(ほしば けんたろう)さんがお話をしてくれました。
ふくべ鍛冶は野鍛冶(のかじ)といい、刀鍛冶とは違い、生活に密着した道具を作るそうです。

クイズに出されたのはサザエ開け(サザエの身を取り出す道具)。
その他に、農具や牡蠣開きなどを、生活に人々のリクエストに応えて道具を作るそうです。
長く切れる「長切れ(ながぎれ)」ということを大事にしています。

これを実現するのが、父親である三代目干場勝治(かつじ)さんの鍛造の技術。勝治さんは 74歳。 60年以上のキャリア。鍛造により不純物を飛び散らせ、叩いて硬くしまった刃にするそうです。

鍛造は手間暇がかかるので、今はプレス加工ばかりだそうです。

もう一つ、干場さん達が取り組んでいるのは、刃物の往診。 鍛冶屋不在の土地を回り、使い捨てでなく「長く使う」という意識に変えるべく活動しています。




せかほし:JUJUさん愛用の京都の茶筒は春馬さんからの誕プレ。ナンシーさんのすりこぎは夫の八須理明さんから

スタジオでトーク。長持ちというのは日本の美徳ですよね、という話に。

ナンシーさんの長く使った道具として「すりこぎ」が登場。
夫の八須理明さんが大学卒業の頃プレゼントしたとか。渋いー。

JUJUさんの茶筒は春馬さんが京都で求めた誕生日プレゼント。「開化堂(かいかどう) 真鍮茶筒」です。

開化堂さんは、明治8年創業の日本で一番古い歴史を持つ手作り茶筒の老舗。楽天にもショップがあります。

宝尽くしと言われる吉祥文様があしらわれています。茶筒のふたをかぶせるとすーっと自然にとじていきます。取っ手が打出の小槌になっているのも可愛い。

JUJUさんが春馬さんのほうに向かって「ありがとうね」というと、春馬さんは笑顔で「うん、うん」と頷いて……。

ちょっと感極まっているように見えたのは考えすぎかなぁ。

(Shohei_ohno @shohei_ohnoさん あっぷありがとうございます)





MISSION 日本が誇る”漆器”その真髄を探る

せかほし:能登半島珠洲の温泉宿

ナンシーさんが作家として歩み始めるきっかけとなった宿が登場します。

湯宿さか本

「ただいま」と声を掛けても返事がないので、上がり込んでいくと奥の部屋にいたのは宿主の坂本新一郎さん。

ナンシーさんがこの宿を初めて訪れたのは10年前。

.徹底したシンプルさに日本の見方が変わったといいます。ナンシーさんの心をうったのは「日本のつつましさ」。

一つ目は漆。漆器、床などに漆が施されています。坂本さんによると、漆は長く持たせるための当たり前、精いっぱいのこと。

二つ目は料理。素晴らしい料理が素晴らしい漆のお碗に入ってる。その秘密を知りたいとナンシーさん。




せかほし:能登半島輪島の漆工房

ナンシーさんが3年ぶりに訪ねた漆工房。漆作家の瀬戸国勝(せと くにかつ)さんの工房です。

揃って瀬戸国勝工房へ。

なんでも一番大事なことは工程の最初だと瀬戸さんはいいます。

漆器は木地固め。漆を惜しげなく染み込ませ、数カ月かけて木地固めが終わった段階ではたっぷりと漆を含んでいるので、毎日使っても大丈夫。

瀬戸さんが漆の道に入ったのは40歳を超えてからだそうです。きっかけはイギリスから来日したバーナード・リーチ氏との出会いがきっかけだとか。民芸店の店員だった瀬戸さんが運転手を勤めました。

ある時リーチがお椀を見て涙を流すところを目撃し、漆器はそんなにもパワーを持っているのだと思い至ります。

リーチ氏の言葉「毎日人と物が会話できる」を忘れずに漆器づくりを続けています。





せかほし:三浦春馬さんの愛用の浄法寺塗の漆器

スタジオでトーク。三浦春馬さんの愛用の漆器が登場します。

うるしの産地である二戸市浄法寺の滴生舎(てきせいしゃ)の製品で、お箸とスプーンとお椀のセット。

岩手で購入して2年ほど。 ステイホーム中にも活躍したそうです。

愛用の器を手に「漆のいのちを頂いて、器に施す。そのいのちは、器の中で生き続ける…と職人さんから聞き、すばらしいストーリーだと思いました」と三浦春馬さん。

「使うごとにまろやかさが出る」と経年美化を感じているといいます。三浦春馬さんの経年美化を感じたかったな。

JUJUさん、漆は特別なものではなくもっと頻繁に使う方がいいと分かったといいます。

三浦春馬さんは、職人の技が光ってこそ長く使えるといい、JUJUさんは日本の文化を再発見と話していました。

ナンシーさんが茶目っ気タップリに「ガイジンの目を使ってみてください」と笑います。

滴生舎は、2020年12月に放送された『美の壺』でも紹介されました。こちらもごらんくださいね。

美の壺 「うるわしの漆」<File521>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺





MISSION 南部鉄瓶

せかほし:岩手県田野畑村のフレンチレストラン

ナンシーさんが今度訪ねて行ったところは、岩手県。

フレンチシェフの伊藤勝康さんが登場します。伊藤勝康さんはロレオール(Laureole)のオーナーシェフを勤めています。

伊藤勝康さんは、南部鉄の鍋を使いこなす達人。岩手牛を肉を焼く手法にたけています。南部鉄は蓄熱調理にもってこいなんですね。

香りがこちらまでただよってきそう。美味しそうに焼きあがりました。




せかほし:南部鉄器の工場

南部鉄器の工場及源(おいげん)を訪ねます。

及源(おいげん)では、真っ赤にとけた鉄を使って昔ながらの方法で作っています。「全部手作り!」と感嘆の声を上げるナンシーさんです。

ナンシーさん日本の宝をまた一つ見つけました。買って帰ってさっそくナンシーさんのキッチンで南部鉄鍋が大活躍。

さて、どんなお料理ができ上ったのでしょうか??ふたを開けると美味しそうなラタトゥイユが現れました!

伝統的な和風の鍋から洋風料理!これにはスタジオ中が大うけ。

番組の終わりにJUJUさんが「まさかラタトゥイユが入ってるとは思わなかったでしょう。」三浦春馬さんも満面の笑みで「たしかにハイカラすぎるだろ、うふふふふ」と。

「ハイカラ」って言葉を使う三浦さんのセンスにもずきゅんと来ました。





せかほし:三浦春馬さん、ありがとうございました。

番組のラストシーンでは、「ハイカラすぎるだろう。」と笑う三浦春馬さんの笑顔がストップモーションに。

最後に、さりげなく。神尾さんの万感の想いのこもった一言。

「三浦春馬さん、ありがとうございました。」

私からもありがとうございました。

画面の向こうの三浦春馬さんは笑顔はいつも通りすてきだけど、ふとした瞬間にとても美しい表情を見せて、なんだか透き通っているようでした。






『世界はほしいモノであふれてる』番組情報

『世界はほしいモノであふれてる』放送・再放送予定

今回の総集編の初回放送は2020年8月28日でした。再放送は翌週です。通常スケジュールは以下の通りです。
総合 毎週木曜 午後10時30分
再放送 毎週火曜 午前1時10分(月曜深夜25時10分)

NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/
バイヤー’sVOICE https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/26/
再放送予定 https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/2/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/



『世界はほしいモノであふれてる(”This World is Filled with Wants”)』はNHKワールドプレミアムでも!

『世界はほしいモノであふれてる』は、英語タイトルが”This World is Filled with Wants”です。NHKワールドプレミアムでも観られます。海外で住んでいるおうちからはもちろん、ホテルからでも観られます。
You can watch the TV program at your home abroad, at your hotel as well.

【参考サイト】
世界はほしいモノにあふれてる(This World is Filled with Wants)
https://nhkworldpremium.com/program/53




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