美の壺 ウイスキー「奇跡の琥珀(こはく)色 ウイスキー」<File536>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺2021年

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、「奇跡の琥珀(こはく)色 ウイスキー」。

ウイスキ~~がお好きでしょ。おとなオシャレ感漂うウイスキーがたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

世界が注目する日本のウイスキー。極上の味わい方から、ブレンドの現場、あの人気蒸留所の技、熟成方法や樽、水のこだわりなど、ウイスキーならではの奥深い世界に迫る!

いざ、洋酒ワールドへ。

琥珀色の美しいウィスキーを楽しむのに欠かせないウィスキーグラス。こちらもご覧くださいね。

美の壺 「宵を楽しむ ウイスキーグラス」 <File443>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺





美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

ストレート・ロック・ハイボールはもちろん、数滴の水を使う「極上の味わい方」とは?

▽ウイスキーの父・竹鶴政孝の蒸留所では、蒸留器「ポットスチル」に注目!昭和9年から石炭を使い続けるのは?

▽3000もの原酒を自在に組み合わせる、腕利きブレンダーによる「ブレンド」の現場に潜入!

▽埼玉県秩父の蒸留所がこだわる、国産ミズナラ樽での熟成

▽北海道厚岸のピート(泥炭)が生み出す、深い味わい!<File536>

出典:番組公式ホームページ

【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)

ベンチャーウイスキー代表 肥土伊知郎 ウイスキーコレクター 山岡秀雄





美の壺:1つめのツボ「グラスに広がる無限の個性」

美の壺:六本木のウイスキー専門バー 篠崎喜好(しのざき きよし)さん

ウイスキーは、大麦の麦芽や穀類を原料に蒸留したお酒です。ストレート、ロック、ハイボール、いろんな飲み方がありますが、飲み方によって香りや味わいが変化します。

ウイスキー専門バーを営む篠崎喜好さんが登場します。

篠崎喜好さんは1972年生まれ。六本木にある3軒のオーセンティックバーを六本木界隈に展開しています。

それぞれMIZUNARA CASK(水楢佳寿久/MIZUNARA CASK ミズナラカスク)、CASK strength(カスクストレングス) 、WODKA TONIC(ウォッカトニック)です。

お店には2000種類のウイスキーがあります。それぞれ香り、味、テイストが違います。その魅力を語ってくださいました。

ストレートは、ウイスキーの王道で独自の香りと味を楽しみます。チューリップ型のテイスティンググラスで飲むのがおススメです。

グラスをゆっくり傾けながら回すとグラスを伝って流れる琥珀色の雫を楽します。そこへ加水することでアルコールが弱まり今まで隠れていた香り(フレーバー)が開かれていきます。奥が深いですね。

ロックは氷を入れ、溶けることで香りや味わいが変化をしてく様を楽しむことができます。ハイボールは爽やかな香りを味わいます。

篠崎さんにとってウイスキーは人生をかけて追い求めていきたいお酒だそうです。一期一会とでも言うべきお酒なのでしょうか。

(そはん@raversohamさん、アップありがとうございます。)





美の壺:竹鶴ノート2冊 竹鶴政孝(たけつる まさたか)

日本で本格的にウイスキーに楽しむことができるようになったのは昭和5年のことです。

ウイスキーの父 竹鶴政孝(1894-1979)がスコットランドに2年間、留学し、日本人にも本場のウイスキーを知ってもらいたいと、ウイスキーの製法を日本に持ち帰りました。

それは、竹鶴ノートと呼ばれ2冊の大学ノートに詳しく書き留められています。

今もその製法でウイスキーを作っている蒸留所が北海道余市町にあります。ニッカウヰスキー余市蒸留所は、ポットスチルという蒸留器を使い発酵した麦汁を加熱してアルコールを取り出す製法です。

つぼ型のユニークな形です。形状もウイスキーに影響するといわれています。加熱方法にも特徴があります。創業時より現在まで変わらず石炭を燃料にしています。

炉の状態を見ながら加熱をしていきます。出来上がった原酒は無色透明です。これから時をかけて琥珀色のウイスキーへと生まれ変わります。

https://twitter.com/nikka_jp/status/1308541608636293120

(ニッカウヰスキー公式@nikka_jpさん、アップありがとうございます。)





美の壺:2つめのツボ「時を重ね、時をこえて」

美の壺:長野県 信州のウィスキー蒸留所 久内 一(くない はじめ)さん ブレンダー

ウイスキーは木製の樽に貯蔵され3年から数十年で熟成されます。信州駒ヶ岳を望む蒸留所で今年発売のウイスキーのブレンド作業が行われていました。

明治5年(1872年)の創業の老舗本坊酒造が建てたマルス信州蒸溜所です。

3000もある樽の中から50~100種類の原酒を選びブレンドして1つのウイスキーを作ります。マルス信州蒸留所 チーフブレンダーの久内一さんは、ウイスキーをブレンドするには樽の熟成具合をみることが大切だと教えてくださいました。

同じ味のする樽は1つとないそうで、樽の置く位置で熟成の度合いも違うそうです。上にある樽の方が、高温度で熟成が早く、下にあるほど熟成が遅いのだとか。

ひとつひとつ香りや味を見極め確かめていきます。主張の少ない酒は他の酒と調和をするが小さくまとまってしまう。

個性的な酒と主張の少ない優秀な酒とが調和することで融和し生命感が生まれ躍動する酒となるそうです。今年も選び抜かれた逸品ができました。

(新井銘菓@araimeika0910さん、アップありがとうございます。)





美の壺:埼玉県秩父市ウイスキー蒸留所 肥土 伊知郎(あくと いちろう)さん

埼玉県秩父市に創業17年ながら世界から注目を集めている蒸留所があります。株式会社ベンチャーウイスキーです。

代表の肥土さんは、熟成がウイスキーの味を決めると言います。

ウイスキーは、樽から少しずつ量が減っていくそうで、それを天使の分け前「エンジェルズシェア」と呼び、これがあるほど寒暖差が大きく、美味しいウイスキーができるそうです。

肥土さんの蒸留所では20種類ほどの樽を使い分けています。バーボン樽、シェリー樽、ワイン樽等さまざまな味と香りです。その中でも肥土さんがこだわっているのがミズナラの樽です。

日本のウイスキーならではの樽で伽羅や白檀のような馨しくお香のような香りの樽です。そんなミズナラの樽を肥土さんは6年前より作っています。北海道産のミズナラを使い、釘は打ちません。

ミズナラは水漏れを起こしやすい木材で1つ1つチェックをしていきます。甘みと香りの深い樽ができあがりました。

(Grateful Japan @Grateful_Japanさん、アップありがとうございます。)





美の壺:最後のツボ「大地が育む琥珀色」

美の壺:山岡 秀雄(やまおか ひでお)さん ウイスキー評論家・ウイスキーコレクター

ウイスキー評論家・ウイスキーコレクターの山岡秀雄さんが登場します。自宅の壁には2000本のウイスキーが並べられています。

山岡さんにとってのウイスキーの魅力は、複雑さにあります。どうしてこんな味になるのか。難しくわかりにくいところに魅かれたそうです。

ウイスキーは、原料や樽の種類、蒸留方法や熟成、香り、味等にそれぞれの個性があります。しかし、もう一つ忘れてはならないのがその土地の持つ風土だと山岡さんは言います。

海に近ければ海っぽいニュアンスが出たり、森林が近ければ森林の影響が出てくるので土地による味わい「テロノワール」がウイスキーにもあるのではないかというのです。

ウイスキーに見る地域性なのでしょうか。近年、地ウイスキーも作られているのもその影響なのでしょうか。

(Kamo @vegekamoさん、アップありがとうございます。)





美の壺:北海道厚岸町ウイスキー蒸留所 立崎 勝幸(たつさき かつゆき)さん

北海道厚岸町別寒辺牛湿原には水生植物が炭化した泥炭(ピート)が埋まっています。そんな環境に魅せられて5年前に作られた蒸留所があります。

厚岸蒸留所 所長の立崎勝幸さんが目指すウイスキーはスコットランドやアイルランドのようなウイスキーです。

蒸留所を厚岸町に選んだのもスコットランドの気候に似ていることからだとか。そして、もう一つ、気候と共に決め手となったのが水でした。

麦とピート層を通ってきた水は、まろやかな甘みがあるそうです。麦汁に酵母を加え発酵、蒸留へと工程は進み貯蔵庫へ納められます。

貯蔵庫はスコットランドのアイラ島のように海からの霧の多い場所を選びました。ウイスキーは熟成され深い味わいを生み出します。大地が育てたウイスキーです。

立崎さんの作ったウイスキーは、全国で発売され、常に品薄状態で人気があるそうです。





美の壺:再放送・バックナンバー情報

美の壺・合わせて読みたい バックナンバー

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美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2021年4月23日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2021年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。

また金曜日午後0:30〜午後1:00からBSプレミアムでの再放送も始まりました。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。

最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。




【参考サイト】

番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/