美の壺 「黒と白の宇宙 水墨画」<File558>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺:再放送はいつ?

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、「水墨画」。
紙の上に繊細な濃淡で表現された水墨画がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

いざ、水墨画の奥深いワールドへ。

https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/episode/te/18M7ZGQ6Q5/




美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

世界で活躍する書家・紫舟さんイチオシの水墨画「慧可断臂図(えかだんぴず)」。線の特徴から画聖・雪舟のねらいを読み解く!▽「鳥獣戯画」の躍動感の秘密を、水墨画家が模写で迫る!▽松から作られる貴重な「松煙墨(しょうえんぼく)」。日本でただひとりの職人技に密着!▽俳優・イッセー尾形さん憧れの水墨画「松林図屏風」(長谷川等伯)。究極の「余白」の前で、イッセーワールド炸裂!<File558>

出典:番組公式ホームページ

【ゲスト】
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)





美の壺:1つめのツボ「墨が生み出す多様な世界」

美の壺 紫舟(ししゅう)さん 書家

美の壺の題字でもおなじみの書家の紫舟さんが登場します。

一本の筆から生み出される水墨画は、書と共通するところがあるのだとか。

そんな紫舟さんが圧倒されるのは、室町時代の画家、雪舟の水墨画です。

紫舟さんが紹介してくれたのは雪舟作『慧可断臂図(えかだんぴず)』(国宝)です。

岩壁に向かって座禅をするのは禅宗の祖、達磨(だるま)です。

その後ろには、片腕を切り落としてでも弟子入りを志願する、慧可(えか)の姿があります。

紫舟さんは、描かれるものによって、スムーズな線と荒々しい線と、緻密に筆の面を使い分けている描写に感銘を受けています。

(くろ☆げさ@komu_so_さんアップありがとうございます)




美の壺 大竹卓民(おおたけたくみん)さん 水墨画家

水墨画家の大竹卓民さんが登場します。

大竹さんは30年ほど前に、水墨画と書の歴史を学ぶために上海から日本にやってきました。

筆を持って実演して見せてくれます。

大竹さんは線描について、太くなったり細くなったり変化があるとスピードを感じるといいます。輪郭ではものの動きが強く強調され、見る人にも生き生きとした感じを与えます。

鳥獣戯画を例に、動物の動きをなめらかな線にすると、確かに躍動感が薄れます。

今度は、輪郭ではなく物の形を描きます。筆を重ねて笹の形になりました。

次は筆の側面を大胆に使う方法です。紙に押し付けてこすれた筆跡が、ゴツゴツとした岩に見えてきますた。

大竹さんは、難しいのは面を入れて線は命を与えるというところといいます。

一本の筆から生み出される多彩な表現は、見る者の心を揺さぶります。




美の壺:2つめのツボ「墨に五彩あり」

美の壺 奈良県 日本最古の墨づくりの店

日本では現在でも墨の9割が奈良で作られています。1577年に創業した日本最古の墨づくりの店、古梅園(こばいえん)が登場します。

ワタクシらら子は、何年か前に見学に行ったことがあります。由緒のあるなんともいえないいい風情のお店でした。

古梅園では、創業当時の製法を450年近く守り続けています。

敷地内には、煤を採るための小屋があります。何日も油を燃やして取れる煤が墨の原料となります。

油は、だいだい菜種油などの植物油を使っています。完成した炭は油煙墨(ゆえんぼく)と言われ、深みと艶が出るのが特徴です。

古梅園の袋亜紀さんは、「墨の色は黒ですが、その黒の中には様々な色を含んでいる。水の加減によっても幅広い濃淡を出すことができる。昔から墨に五彩ありという言葉もある。」と説明してくれました。


(makes no sense@onmusiconlifeさんアップありがとうございます)




美の壺 和歌山県田辺市 堀池 雅夫 (ほりいけ まさお) さん 松煙墨職人

和歌山県田辺市、紀伊山地にある山中に、日本古来の製法にこだわり続ける墨職人がいます。

墨工房・紀州松煙 代表の堀池雅夫(ほりいけまさお)さんです。墨を作り続けて32年になります。日本で唯一、松煙墨を作る職人です。

かつて油煙墨が登場する前は松煙墨が作られていました。松煙墨には、油分を多く含んだ赤松が使われていました。

赤松で薪を作り、これを2メートル四方ほどの部屋の中で燃やし、煤を集めます。

壁に堆積している煤を採取できるようになるまで、およそ2週間かかります。

松から煤を取り、その煤で炭を作る職人はかつてたくさんいましたが、今では堀池さんただ一人になりました。

500Kg分の赤松から取れる煤はわずかに10kgです。

取れた煤を膠(にかわ)で練って、墨にします。

木型にはめて整形した後、5年から6年かけてじっくり乾燥し、熟成させます。

赤松から作られた墨松煙墨は、水を多く含ませるとわずかに青みがかった色になります。そのため、松煙墨は青墨とも言われます。

先人より伝わる伝統の炭づくり水墨画の多彩な表現を、今も支え続けています。

(あさばみゆき(深雪)@6/15『サバイバー!!③』発売!@asabamiyukiさんアップありがとうございます。)





美の壺:最後のツボ「別天地へ と誘う」

美の壺 島尾 新(しまおあらた)さん 美術史家 学習院大学教授

特に雪舟と水墨画に関する研究で知られる、美術史家の島尾新(しまおあらた)さんが登場します。

水墨画の楽しみの一つに余白があります。余白とは余った白ではなく意図的に残されているものです。

雪舟の「富士三保清見寺図(ふじみほせいけんじず)」を例に解説してくれました。

この絵で描かれている富士山は、墨を塗り残してあって、雪は紙の色そのものです。これも余白といえば余白です。

島尾さんは、余白の部分は、枝の中で何かになったりあるいは表現上の何かの働きをしているといいます。

もう一つ余白を効果的に使っているという作品が登場します。こちらは中国の画家、玉澗(ぎょくかん)による「山市晴嵐図 (さんしせいらんず)」です。

画面の真ん中に人がふたり、上の方に向かって上がっていく様子が描かれています。人物の周りが白く抜けているのは、夏の暑い日に水蒸気が立ち込めている大気の動きを表しています。

余白は、絵を見る人の想像力に委ねられています。





美の壺 イッセー尾形(おがた)さん 俳優

俳優のイッセー尾形さんが登場します。イッセーさんは、実はかなりのアート好き。国立博物館応挙館へ、憧れの水墨画を見にきました。

安土桃山時代の巨匠、長谷川等伯による水墨画「松林図屏風(しんりんずびょうぶ)」です。今回はこの松林図屏風の高精細の複製との対面。

意表を突かれました、とイッセーさん。「意外と書き殴っている」「もっと書き込んでいるのかと想像していたんですがもう勢いでしゃしゃっと書いてますね。」と興味が尽きない様子です。

イッセーさんはいろいろ妄想します。

長谷川等伯さんは余白を書こうとしたのではないか、「何もない」みたいなものを描こうとして、この松が出てきたと。松だからこそ色がなく、生のまま体験することができると。

イッセーさんは、持参の手作りの人形による芝居を披露してくれました。

まずは葛飾北斎(かつしかほくさい)の人形が「私は描けないなあ。余白に書くなら俗世間の人間がいい。」というと、続いて三味線を弾く芸者、相撲取りが登場します。

この芸者は本当は団子屋がやりたいそうですよ。時代を超えてさまざまなドラマが生まれそうですね。

緻密な筆使いと墨の濃淡、そして余白黒と白だからこそ、生み出せる世界がここにあります。




美の壺:再放送・バックナンバー情報

美の壺・合わせて読みたい バックナンバー

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美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は202★年★月★日(★)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2022年4月現在で、

Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。

過去の放送分から毎週金曜日午後0:30〜午後1:00からと毎週水曜日午前5時30分~です。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、

土曜日午前6時45分、金曜日午後0時30分、木曜日午後11時30~の3回あります。

キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。





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