美の壺「昭和レトロ」スペシャル:お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺:再放送はいつ?

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』スペシャルは、「昭和レトロ」。
今ブームですね~。レトロなかわいい器や家電など懐かしい昭和がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

以前放送された美の壺「昭和レトロの食卓」<File468>に続いてさらに本格化!よろしければこちらもご覧くださいね。

美の壺「昭和レトロの食卓」<File468>博物館や場所はドコ?花柄魔法瓶やガラスの食器、出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

いざ、昭和レトロな世界へ。






美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

若者に大人気の「花柄グラス」。なぜ若手デザイナーは、昭和デザインをリバイバルさせた?▽テレビから掃除機まで、昭和の家電の変遷を徹底解剖!▽クリームソーダやプリンアラモード、ナポリタンまで「昭和グルメ」の魅力とは?▽銭湯の富士山を1日で描き上げる、銭湯絵師のスゴ技に密着!▽渋谷でラジカセとカセットが流行?!▽タブレット純が語る「昭和歌謡」の奥深い世界▽木村多江は黒電話・赤電話と“レトロ放談”!

出典:番組公式ホームページ

【ゲスト】
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)





1つ目のツボ 食卓を明るく華やかに

美の壺:杉本光さん・桐本夏希さん デザイナー 花柄の器

東京表参道に若者たちに大人気の昭和レトロのショップがあります。店内には、カラフルでポップなガラスの器が並んでいます。

店を訪れた人は、「使うとテンションが上がり懐かしい感じがします。」と印象を語ってくれました。

懐かしさ漂う昭和レトロのガラス器を手掛けたのは、昭和を知らない若いお二人でした。デザイナーの杉本光さんと桐本夏樹さんです。

花柄や風船など当時人気のあったデザインを4年前に復刻しました。昭和40年代半ばから50年代の始めにかけて石塚硝子株式会社が花柄をプリントしたグラス「アデリア」を販売します。

そんなアデリアのガラスの器を現代版にリメイクしたのが今、若者に人気の「アデリアレトロ」です。杉本さん、桐本さんは、昭和レトロは、モチーフや何もかもが自由だといいます。

手描きでタッチも柔らかく柄も画面いっぱいに配してインパクトがあります。食卓を華やかしたいという思いが現代の制作者に伝わりました。

https://twitter.com/Hands_Sendai/status/1552177958567432192

(東急ハンズ仙台店@Hands_Sendaiさん、アップありがとうございます。)




美の壺:ちゃぶ台からダイニングキッチンへ

国民的人気漫画『サザエさん』は、昭和21年より連載が始まりました。画中で家族が集まる場に欠かせないのがちゃぶ台です。

昭和になると全国的にちゃぶ台が普及し一家団らんの象徴となりました。昭和30年代になると都市に人口が増加し団地ができました。

東京・八王子のUR都市機構集合団地歴史館では昭和32年の東京板橋区にある蓮根団地の再現をしています。2DKで台所と食事をする所が一体化している間取りです。

増重雄治さんによると食事と寝る場を分離する考えに基づいて作られているそうです。昭和35年制作の記録映画「新しい都市」には、当時の団地の様子が収録されています。

家族でダイニングキッチンを囲み紅茶にサンドイッチを食べるのが憧れだったようです。ちゃぶ台からダイニングキッチンへ20年の年月が家族の団らんを変化させていきました。

(まるこう@pooh_zo24さん、アップありがとうございます。)




美の壺:坂下清さん 食卓を華やかに囲む魔法瓶

昭和40年代に入ると食卓やキッチンが華やぎます。調理器具や食器に花柄のデザインが登場します。その最たるものが魔法瓶です。

花柄魔法瓶のデザインを手掛けた坂下清さんは、欧米の渡航経験もあり、食卓で使う道具を華やかにしたいと考えました。

ブーケや海外の食卓を飾る花をヒントに魔法瓶を花柄で飾ろうとしたのです。その時、坂下さんが注目したのは、日本人が古くからなれ親しんだ花柄の京友禅でした。

京友禅の作家に依頼してデザインを描いてもらい魔法瓶に花柄模様を取り込みました。坂下さんは、デザインは、生活にうるおいを与える大切な要素だと言います。

その後、花柄魔法瓶は、人気を集め、多くのメーカーから発売され昭和の食卓は、花柄ブームとなりました。

https://twitter.com/Special_T109/status/1062042250874482688

(Special.T@Special_T109さん、アップありがとうございます。)





2つめのツボ「暮らしを変える家電のかたち」

美の壺:大阪中之島美術館 大阪市北区

昨年、オープンした大阪中之島美術館が登場します。

近現代の美術作品を6000点収蔵しています。収蔵作品には、絵画や現代美術、版画、写真、彫刻、デザインなど多岐に渡ります。

大阪中之島美術館のホームページを見ると、家電がずらりと出ています。戦後に作られた家電600点の画像を記録・保存・調査をしています。

大阪中之島美術館は、戦後の工業デザインを再評価するプロジェクトとしてパナソニック、京都工芸繊維大学と家電製品を中心とした工業デザインの製品を戦後の日本のライフスタイルや

社会行動、価値観をかたちづくってきた主要な構成要素のひとつと考えインダストリアルデザイン・アーカイブズ研究プロジェクト(IDAP)を発足しました。

学芸課長の植木啓子さんは、電気掃除機や電気炊飯器を例に戦後できたものは高い価値にはなっていないため失われやすいそうです。

後世に遺すためアーカイブ化を進め構想やアイデアを保存・記録していきたいと語っていました。

(大阪中之島美術館@nakkaart2022さん、アップありがとうございます。)




美の壺:パナソニックミュージアム 大阪府門真市

昭和28年ごろの家電のPR映画「光の幻想」には、最新家電を使った庶民の憧れの生活が描かれていました。

大阪・門真市にある「パナソニックミュージアム」には、昭和20年代後半に登場した庶民にとっての三種の神器と呼ばれる、白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機が展示されています。

学芸員の川原陽子さんによると、当時のエピソードとして日本では作った経験がなかったので海外のものを見習って部品の作り方から勉強して日本独自のものを作ったそうです。

昭和28年に始まったテレビ本放送開始時には街頭で楽しんだテレビも東京オリンピックがあった昭和39年には一家に一台、茶の間に置かれるようになりました。

ブラウン管も小さくなり木材を使用したまるで家具のような家具調テレビができ日本独自のものへと成長しました。

暮らしを豊かにしたいという開発者の思いがつながったのだと紹介してくださいました。

(シカさん@qqf32z99kさん、アップありがとうございます。)




美の壺:村上正師(むらかみせいじ)さん デザイナー

昭和50年代になるとテレビゲームが人気となり家電も変化を遂げます。デザイン家電の登場です。オーブントースター、ヘアードライヤーなど全ての家電がブルーに統一されています。

インテリアとの調和を考え統一された家電です。担当したデザイナーの村上正師さんによると、今まで家電に縁のなかったユーザーに向けて開発したそうです。

これから独立する男性をターゲットに絞り、カジュアルでリラックスしたものとして作り出されました。

企業戦士が、一人になった時、緊張から解き放たれた時になじむような生活道具として考えられました。

アメリカのカレッジライフをイメージした色に丸みを帯びたデザインが親しみを感じます。ライフスタイルという言葉が使われ始めた時で生活者に寄り添う道具としての顔を作りたかった

と当時を振り返ってくださいました。

(Suzudas(JJ120x2+HN22S+LC10W+WOLF50)@suzudasさん、アップありがとうございます。)




木村多江さん 「昭和レトロ放談」 ゲスト 黒電話さん・赤電話さん

「木村多江アワー 昭和レトロ放談」のゲストの黒電話さんは、昭和37年に登場した電話機です。正式名は、「600形自動式卓上電話機」という名がついています。

「話す」と「聞く」が、一体化したもので完成された電話機と呼ばれています。カール状の電話コードは、もつれを解消した優れモノでした。

もう一方のゲストの赤電話さんは、昭和41年に登場、公衆電話として親しまれました。ダイヤル直通で市外通話ができるため街頭には、赤電話で通話する人々が多数いたそうです。

故郷にでも電話していたのでしょうか。色は、色相5R、明度4、彩度13のこだわりの鮮やかな赤色でした。

昭和45年には、「赤い電話」(歌:島倉千代子)という曲を出しました。親しみのあるものとして歌詞を公募しました。6200点より選ばれました。個性的なゲストのお二人でした。

https://twitter.com/tae_k_0316/status/1552100361699069952

(彩 夏@tae_k_0316さん、アップありがとうございます。)




3つめのツボ「笑顔もたらす あのころの味」

美の壺:昭和メニューの喫茶店 東京・六本木

昭和21年創業、東京・六本木の喫茶店「ALMOND(アマンド)」が登場します。
アマンドといえば、待ち合わせの名所でしたね。

店の自慢は、昭和レトロの喫茶メニューです。クリームソーダやプリンアラモードは若者に人気です。

代表取締役 勝俣勉さんによると、甘いもので人を幸せにしたいという当時のオーナーの理念があったそうです。今でも昭和メニューは、安心感を与え和ませる要素があると言います。

時代の流れと共にアマンドも厳しい時がありました。そんな時、原点に立ち返り昭和メニューの復刻をしたのです。取締役の御園真道さんは、当時のエピソードを語ってくださいました。

在籍したコックさんに尋ね、誰も知らないメニューは、扱っているお店に食べに行ったこともあったそうです。

40のメニューを復刻をさせるにあたり、手数はかかるが見た目はいいと感じたそうです。それが昭和の美学なのだとも思ったそうです。

今後もひと手間かけた美味しさが伝えられればとお話くださいました。

https://twitter.com/sorasorabeach/status/1470732300199817218

(くじら🐳⭐︎kyon@sorasorabeachさん、アップありがとうございます。)




美の壺:デパートの大食堂 岩手県花巻市

岩手県花巻市の商店街に昭和グルメが楽しめる場所があります。マルカンビル大食堂は、昭和48年に開業したデパートの大食堂です。

デパートは、時代を先取りした上質な商品が揃い、屋上には遊園地、上層階の大食堂がつきものでした。デパートは6年前に老朽化・耐震を理由に閉店しました。

閉店後、花巻の人々が署名や改修費の調達に奮闘し2017年2月に再オープンしました。メニューは、和洋中華、デザートの130種類、老若男女が楽しめる大食堂です。

食堂内は、大賑わいで行列ができています。食堂で一番人気は、25㎝、10段巻きのソフトクリームです。割りばしを使って食べます。

オムライスやお子様ランチ、ナポリタンにトンカツのワンプレートなど、どれも美味しそうです。

店長の菊池英樹さんは、デパートで買い物をしてくださった感謝の気持ちを込めて商品を大きくしていったそうです。

これからも変わらずお腹一杯になる商品を作っていきたいと豊富を語ってくださいました。

(yoshitomo nara / 奈良美智@michinara3さん、アップありがとうございます。)




4つめのツボ「町の中のタイムカプセル」

美の壺:塩谷歩波(えんやほなみ)さん  画家  銭湯MAP

2019年に出版した銭湯ファンに人気の本『銭湯図解』は、お湯につかる人々やフロントから浴室まで昭和の銭湯を見ることができます。

描いたのは画家の塩谷歩波さんです。アイソメトリックというイラストの手法を用いて描きます。

塩谷さんは、建築を学び設計事務所にいた経験もあるそうでイラストに活かされています。描いた理由は、大好きな銭湯の魅力をわかりやすく伝えるために作ったそうです。

塩谷さんは、全国60軒以上の銭湯を描きました。全国には多くの銭湯がありますが全く同じ銭湯はありません。

滋賀県大津の銭湯には、ソファーとヘアードライヤーが一体化したソファーやコインマッサージがあります。

また、三重県伊賀にある昭和25年創業の銭湯には、花柄のタイル貼りやモザイクの浴槽があります。

昭和レトロは絵になると塩谷さんは語ります。人との交流や開放的な空間に癒されますね。

(INTRO-JUICE 802@INTROJUICE802さん、アップありがとうございます。)




美の壺:中島盛夫さん 銭湯絵師 東京都中野区  富士を描く

銭湯は、家風呂ができるまで欠かせない存在でした。昭和43年には、全国に1万8千軒近くの銭湯がありました。東京・中野にある銭湯は、昔ながらの風景が残っています。

浴槽の背景にある富士山の絵です。背景の絵を描くのは、全国に数人しかいない銭湯専門の絵師 中島盛夫さんです。

中島さんは、東京オリンピックのあった昭和39年から今まで58年間、銭湯の絵を描き続けています。

取材に訪れた日は、数年に1度の浴室の絵の塗り替え作業の日でした。絵を描けるのは、休業日の1日だけです。

どんな構図にするのか当日、現場で考えます。絵の上からローラを走らせて描きます。材料はペンキです。

使う色は青・白・黄・赤の4色のみです。手早く色を混ぜてさまざまな色を出します。前回、川だった背景が海に変えられていきます。

たて2.5メートル、横12メートルの風景が描かれました。まるでその場に行ったような景色です。ここでいろんな人の交流が繰り広げられるのですね。

(金町湯@kanamachiyu1943さん、アップありがとうございます。)

美の壺:5つめのツボ「音楽を味わい尽くす」

美の壺:松崎順一さん ラジカセの魅力

若者に人気の昭和レトロは音楽の世界にもあります。ラジオとカセットが一体化したラジカセです。昭和40年代半ばから50年代にかけて一世を風靡しました。

各メーカーより個性的なラジカセが発売されました。ダブルラジカセは、自分だけのお気に入りの曲を収録して楽しみました。

東京・渋谷のラジカセ専門店「デザインアンダーグランド」の店主 松崎順一さんは、ラジカセに魅せられて20年前に開業しました。

店内にはカセットテープを集めている青年の姿もありました。松崎さんは、修理、販売を通して若い世代にもラジカセの魅力を伝えています。

ラジカセは、ヘッドホンからの音を拾うのではなく、スピーカーから出る音が空気を伝わって音を聴く感覚なのだそうです。

それは、ミュージシャンのライブに来たようなものに近い存在だそうです。ラジカセには、操作をするフィーリングがあって手間がかかる方が音源に対して愛おしさを感じるのだと

ラジカセ愛を語ってくださいました。

(メタバースでのあたらしい働き方@zenschool1さん、アップありがとうございます。)




美の壺:タブレット純さん 歌手・芸人 昭和歌謡の魅力

昭和歌謡の知識において右に出るものはないと言われるタブレット純さんが登場します。

タブレット純さんは、「新生 和田弘とマヒナスターズ」の一員としても活動しています。昭和49年生まれで小学生の頃からAMラジオを聞いてラジオから流れる曲を聴いていました。

生まれる前の歌謡曲を聴いていい曲だなと思ったそうです。大人の雰囲気漂うムード歌謡に惹かれ男女が織りなすドラマチックな曲が意味もわからないのに好きだった子ども時代でした。

昭和40年代、ビートルズの来日をきっかけにグループサウンズが流行し、学生運動が激化すると若者達は、フォークソングに目覚めました。歌は、時代や生活を映し出しています。

昭和が終わり33年経ちました。この先も昭和は私たちの心に語り続けてくれます。

https://twitter.com/Nobuhachiko/status/1553619729155526657

(千葉信子@Nobuhachikoさん、アップありがとうございます。)




美の壺:再放送・バックナンバー情報

NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。

2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。

こんにちは。らら子です。 いつも楽しみに見ているNHK『美の壺』のバックナンバーを2019年後半から現在までまとめてあります。

2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2022年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2020年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2020年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2019年はこちらです。

こんにちは、らら子です。 2019年7月から始めたこのブログ。記事もたまってきたので月別放送一覧を2019年バックナンバーにまとめてみまし...

ご参考になさってくださいね。




美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2022年7月30日(土)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2022年4月現在で、

Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。

過去の放送分から毎週金曜日午後0時30分〜午後1時からと毎週水曜日午前5時30分~です。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、

土曜日午前6時45分、金曜日午後0時30分、木曜日午後11時30分~の3回あります。

キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。