こんにちは~。 らら子です。
今回は、人形遣いの吉田簑一郎(よしだ みのいちろう)さんをご紹介します。吉田簑…とくればもちろん吉田簑助(よしだ みのすけ)一門です。
簑一郎さんは背が高いのでよく目立ちます。背の高さでは同じく人形遣いの吉田玉助さんと同じぐらいかな?玉助さんは縦にも横にも大きいですけど簑一郎さんはスリムです。
(向かって右側が簑一郎さん。左側は豊松清十郎さんです。)
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どんな方なのでしょうか?さっそくプロフィールを見ていきます。
目次
吉田簑一郎さんのプロフィール、年齢や出身、芸歴は?
こちらが簑一郎さんのプロフィールです。
誕生日:昭和33(1958)年7月17日
出身地:埼玉県
本 名:岡本嘉一[芸 歴]
- 昭和56(1981)年 7月 三代吉田簑助(よしだ みのすけ)に入門、
- 吉田簑一郎(よしだ みのいちろう)と名のる
- 昭和57(1982)年10月 朝日座で初舞台
[受賞歴]
- 平成14(2002)年 1月 第30回(平成13年)文楽協会賞
簑一郎さんの経歴、入門のきっけは?
簑一郎さんは、埼玉県の生まれ。23歳で吉田簑助さんに入門します。このぐらいの年代の人形遣いの方は、文楽劇場の研修生になることも多いと思うのですが入所時の上限年齢が23歳なので、直接入門というルートをとったのかもしれません。
技芸員になる方法については、こちらも御覧くださいね。
技芸員とは?読みや意味をわかりやすく解説:技芸員になるには?
平成14(2002)年 1月に 第30回(平成13年)文楽協会賞を受賞していらっしゃいます。
簑一郎さんの入門のきっかけはわかりませんでした。長身なので足遣いの修行はさぞ大変だったろうなー思います。
余談ですが同じ簑助一門には吉田簑二郎さんもいらっしゃいます。簑二郎さんが昭和53(1978)年 4月入門なので3年兄弟子です。豆知識^^
2020年1月新春公演2部では、『明烏六花曙(あけがらすゆきのあけぼの)』では、簑一郎さんの「遣り手おかや」と簑二郎さんの「手代彦六」のワチャワチャ感が評判です。
簑一郎さんの趣味や特技は?SNSはある?
あんまり情報が出てない簑一郎さんですが、Twitterによるとすごく器用らしいです。
人形遣いさんは、自分でお人形の衣装をこしらえて着付けたり、そもそも微妙な動きを表現するので、手先が器用じゃないと務まらないとおもうのですが、あえて「器用」と言われるのですからよほど器用なのでしょうね。
吉田簑一郎さんによるご指導。舞台に使用する人形や小道具、時には鹿角座の座員たちが作っています。そんな時は手先がとっても器用な簑一郎さんにご指導いただいております。 http://twitpic.com/5dqtlo
— 黒衣隊 (@kurokotai) June 19, 2011
大阪北部にある能勢人形浄瑠璃鹿角座(のせにんぎょうじょうるりろっかくざ)では、簑一郎さんが人形指導するだけでなく人形作りや小道具の作成まで指導しているそうです。
それから、ブックカバーをかけて本を読んでいる姿が目撃されています。となると愛書家もしくは几帳面ですね。
そういえば、吉田簑一郎さんは四六判にも市販カバーかけていらしたなあ。
— える (@larboard1) September 21, 2013
さらに大阪ならではの濃いめのコーヒーが好き。
2014年の杉本文楽の特設サイトで技芸員さんたちが「大阪のおすすめ」を答えているページがあるのですが、簑一郎さんのおすすめは喫茶店。とくに文楽劇場から近い「伊吹珈琲店 黒門市場」だそうです。
おすすめの「大阪の喫茶店」
大阪の喫茶店がお勧めです。大阪の古い喫茶店は看板が変わっていて、珈琲は”コーヒー”ではなく”コーヒ”となっています。今では日本中で喫茶店が減っていて、また、どこへ行ってもチェーンのコーヒー店の同じ味のばかりですが、大阪の住宅街に行くと昔ながらの喫茶店があり、大阪ならではの濃い珈琲を飲むことができます。文楽劇場から一番近くてお勧めの喫茶店は「伊吹」です。【伊吹珈琲店 黒門市場】http://tabelog.com/osaka/A2702/A2出典:http://sugimotobunraku.akanekuribayashi.com/
らら子の萌えポイント
舞台での佇まいがすっと上品な簑一郎さん。派手なところはないのに目を引くやわらかい人形の動きが魅力的です。慈愛にあふれた老女とかワタクシ的には大好物。宙乗りもらくらくこなすという噂や舞台上ではおちゃめという噂もあり、おそまきながらこれからじっくりお姿を拝見しようと思います。ますますのご活躍をお祈りしております!
参考にさせていただいたサイト
能勢人形浄瑠璃鹿角座 https://www.rokkakuza.jp/