豊竹靖太夫(とよたけ やすたゆう)さん のWiki的プロフ:筒一杯!舞台に打ち込む進歩めざましい若手太夫

こんにちは~。 らら子です。
今回は、若手の豊竹靖太夫(とよたけ やすたゆう)さんをご紹介します。
靖太夫さんは、汗をかきかきまっすぐに語る姿が印象的です。

どんな方なのでしょうか?さっそくプロフィールを見ていきます。





豊竹靖太夫さんのプロフィール、年齢や出身、芸歴は?

こちらが靖太夫さんのプロフィールです。

誕生日:昭和54(1979)年3月8日
出身地:東京都
本 名:佐々木靖孝

[芸 歴]

  • 平成14(2002)年 4月 国立劇場文楽第20期研修生
  • 平成16(2004)年 4月 豊竹嶋太夫(とよたけ しまたゆう)に入門、
    • 豊竹靖太夫と名のる
  • 平成16(2004)年 7月 国立文楽劇場で初舞台
  • 令和 3(2021)年 4月 竹本千歳太夫の門下となる

[受賞歴]

  • 平成25(2013)年 4月 第32回(平成24年度)国立文楽劇場文楽賞文楽奨励賞
  • 平成26(2014)年 4月 第42回(平成25年度)文楽協会賞
  • 平成28(2016)年 4月 第35回(平成27年度)国立文楽劇場文楽賞文楽奨励賞
  • 平成29(2017)年 4月 第45回(平成28年度)文楽協会賞
  • 平成31(2019)年 4月 第38回(平成30年度)国立文楽劇場文楽賞文楽奨励賞
  • 令和2(2020)年 4月 第48回(令和元年度) 文楽協会賞
  • 令和3(2021)年4月 第40回(令和2年度)国立文楽劇場文楽賞奨励賞

靖太夫さんは東京の生まれ。豊竹靖太夫さんの入門のきっかけは、特技や趣味、SNSなどは不明です。

大学卒業後の平成14(2002)年に文楽研修生となります。2年間の研修を終え、平成16(2004)に豊竹嶋太夫(とよたけしまたゆう)さんに入門します。

豊竹靖太夫(とよたけ やすたゆう)と名のり、初舞台を踏みます。芸名の由来は本名からでしょうかね。

ここ数年は努力が実を結んで、国立劇場文楽賞と若手技芸員対象の文楽協会賞を毎年のように交互に受賞していらっしゃいます。

令和2年に嶋太夫さんが亡くなると竹本千歳太夫(たけもとちとせたゆう)さんの門下となりました。

現在は、千歳太夫さんの元で自主公演で大曲に挑むなどチャレンジを続けています。




靖太夫さんはいつも筒一杯の語り:野澤錦糸さんと組む

靖太夫さんは、汗をかきかきまっすぐに語る姿が印象的です。そしていつでも詞章がわかりやすいのに感心します。

このように太夫が自分の持てる力をすべて出し切って語ることを「筒一杯(つついっぱい)」というそうです。

靖太夫さんはまさに筒一杯。いつも全力投球です。

最近の靖太夫さんは、三味線の野澤錦糸さんと組むことが増えてきました。

錦糸さんといえば、名人といわれた故・竹本住大夫さんの相三味線を長年務めた方です。

若手の靖太夫さん、錦糸さんにビシバシとしごかれて進化が止まらないのでは?と想像します。

文楽公演以外でも、外部で素浄瑠璃の会を開くことが多く、好評です。






靖太夫さん「無形重要文化財保持者」に!

靖太夫さんは、2020年7月7月17日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て「無形重要文化財保持者」に認定される運びとなりました。

追加認定は3年ぶりのことです。おめでとうございます。

「無形重要文化財保持者」に認定について詳しくはこちらの記事もあわせてごらんくださいね。

https://bunrakukimono.com/mukeibunkazai-dantai-2020-7590



らら子的萌えポイント

靖太夫さんといえば、いつでも汗びっしょりに語る姿が目を引きます。

どちらかというと小柄で線が細い印象ですが、身体全体から精一杯の声を出しています。まっすぐで聞き取りやすい発声は、らら子の周りではとても評判がいいのです。

「語り」なので技巧よりもことばがちゃんと聞こえるのは大事だと思います。

これからが楽しみな太夫さんです。ますますのご活躍をお祈りしております!



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