こんにちは~。らら子です。
今回は、時代劇『ちかえもん』の人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)パートを中心にご紹介します~。
『ちかえもん』とは、日本のシェイクスピアともいわれる近松門左衛門(ちかまつ もんざえもん)のこと。
浄瑠璃の名作『曽根崎心中(そねざきしんじゅう)』の作者として有名ですね。
『ちかえもん』は、2016年1月14日から2016年3月3日、木曜時代劇として放送されました。
その後も、NHKや銀河テレビでくりかえし再放送されています。
NHK BSプレミアム 07/08 17:00 時代劇特選 ちかえもん[新]<全8回>(1)「近松優柔不断極」 #nhkbsp #ちかえもん https://t.co/XA9ZakIxXk
— NHK BSプレミアム (@NHK_BS_Premium) July 8, 2019
【内容】
時は元禄16年の大坂。近松門左衛門は極度のスランプに陥っていた。
謎の渡世人・万吉と出会い、近松は毎度騒動に巻き込まれるが・・・。
傑作人形浄瑠璃「曽根崎心中」誕生秘話を大胆に描く藤本有紀オリジナル痛快娯楽時代劇。公式サイトより
目次
”人間・近松門左衛門=ちかえもん”出演者、あらすじ、ネタバレ
名作『曾根崎心中』を生み出した近松門左衛門がモデル。
ドラマの主役は誰も見たことがない”人間・近松門左衛門=ちかえもん”です。
松尾スズキさん演じるちかえもんは、極度のスランプに陥っている浄瑠璃(じょうるり)作家の中年男。
『出世景清(しゅっせかげきよ)』で大ヒットを飛ばしたものの、その後はパッタリ。
何を書いても満足がいかず仕事が進まない。
「てな陳腐な言い回しは、わしのプライドが許さんのである!」
優柔不断でかまってちゃん。プライドが高くてほめたがられなのに、自信がないという、メンドクサイ男。
万吉役の青木崇高さん、竹本義太夫役の北村有起哉さん
ちかえもんになついてウロチョロする”不孝糖売り”の万吉は青木崇高さん。
近松を「ちかえもん」と可愛らしいニックネームをつけた本人。
ひげ面でボロボロの服を着て、ふけつな感じなのに天使のように可愛くてモテモテ。
近松門左衛門とタッグを組んで新しい浄瑠璃『出世景清』を生み出した竹本座の座主、
竹本義太夫(たけもと ぎだゆう)役は北村有起哉さん。
北村さんは、吹き替えでなくご本人が義太夫節を担当。
北村さんが語る迫力の義太夫節や最終回の人形浄瑠璃も話題になりました。
さてさて、次はいよいよ浄瑠璃パートのご紹介です。
『ちかえもん』:人形監修は桐竹勘十郎さん、義太夫節指導は竹澤團七さん:ヒミツの中の人情報!
撮影協力は、国立文楽劇場と文楽協会なので、人形浄瑠璃の部分は本格的。
人形浄瑠璃を上演するときは、人形遣い(にんぎょうづかい)・太夫(たゆう)・三味線(しゃみせん)の3パートが協力して一つの舞台を作り上げます。
桐竹勘十郎さんは人形監修の他に人形のお初、海人、近松門左衛門の人形の担当
竹澤團七さんは義太夫節指導と三味線弾き「竹澤権右衛門」役の出演
そして、吉田幸助(現・吉田玉助)さんは徳兵衛、天女丸、藤十郎の人形の担当
その他に
吉田勘市さん
吉田簑紫郎さん
桐竹勘次郎さん
桐竹勘介さん
桐竹勘昇さん
他がご出演とのことです。
黒衣姿だから誰がだれだかわからないですよね^^;
ところでドラマでは、上演は小屋だし客席はいす席じゃなくてむしろの上に座るし、っていろいろ違いがありますが、現代の人形浄瑠璃との違いはこんなところにも……
現在、人形は三人の人形遣いが一体の人形を操る“三人遣い”が主流です。ところが、近松門左衛門が活躍した当時の人形は、一人の人形遣いが一体の人形を操る“一人遣い”しか存在していなかったそう。
出典:NHK関西ブログ
というわけで、Facebookには夜なべしている勘十郎さんの姿が!
夜なべじゃないかもしれないけど、そんなイメージ(笑)
何度見ても発見がありそうです。一度じゃ見落としがあるかもしれないですね。
【参考サイト】
ちかえもん 公式サイトhttps://www.nhk.or.jp/jidaigeki/chikaemon/index.html
NHK関西ブログ https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/program/238877.html