なにわ男子:文楽のおしごと「なにわの仕事を学びまSHOW」朝日放送ニュースCAST

こんにちは~。らら子です。

なにやら、らら子の周りのSNS文楽クラスタ界隈が華やかだと思ったら、こんな番組があったんですね。

朝日放送テレビ(ABC)の夕方の情報番組CAST(キャスト)。毎日午後3時50分~午後7時まで放送ですが、毎週水曜日は、関西ジャニーズJr.から2018年結成されて大人気の「なにわ男子」さんが登場。

「なにわの仕事を学びまSHOW」コーナーで、毎回メンバー7人中2人が、関西の様々なお仕事にチャレンジしています。

今回は、特別に7人全員で人形浄瑠璃「文楽」に挑戦するということになりました。なんて豪華な話でしょう!

放映は2週に渡っていて、まず1回目が2020年1月8日、2回目が1月15日でした。

関西が主な放送地域なので、なにわ男子の出演番組はなかなか見られないですが、がんばってネット情報を駆使して調べてみました。




目次

なにわ男子「文楽のおしごと」2020年1月8日放送分

なにわ男子「文楽のおしごと」修行開始!

スタジオに7人全員が登場。7人揃ったとことでスタジオもうちわでお出迎え♥

https://twitter.com/naniwa_j/status/1214812797017526272

(ジェイさんアップありがとうございます)

今回は彼らが挑戦するのは、江戸時代から300年以上続く大阪発祥の伝統芸能、人形浄瑠璃文楽。ふつうは文楽と呼んでいますね。

大阪の人でも見たことがない人がいるのかもしれません。女子アナさんも「文楽みたことない」って言ってましたしね。

文楽の出演者である技芸員は、太夫(たゆう)三味線(しゃみせん)人形遣い(にんぎょうづかい)の3パートに分かれています。3パートでチームワーク良く演じるので、よく「三位一体(さんみいったい)」と言われます。

どれも修行が大変!

テレビの企画とはいえ、忙しいアイドルのなにわ男子さんが果たして半日でドコまでできるのでしょうか??




なにわ男子「文楽のおしごと」:人形遣いの先生役は誰?

大阪・日本橋にある国立文楽劇場にやってきた7人。

文楽の人形遣いで吉田玉助(よしだ たますけ)さんが、人形を動かしながら説明をしてくれます。玉助さんは文楽の人形遣いでも一、ニを争うのっぽさんです。初音ミクとの共演とかいろいろチャレンジしているスターの一人。

実際に、玉助さんが主遣いとして人形を動かして見せてくれました。左遣いは吉田玉勢(よしだ たませ)さんと、足遣いは吉田簑之(よしだ みのゆき)さんです。

特に人形を動かす人形遣い(にんぎょうづかい)は、胴体と頭を扱う主遣い(おもづかい)、左手を担当する左遣い(ひだりづかい)、足と足音を担当する足遣い(あしづかい)に分かれていて、3人でチームワークよく動く必要があります。

しかも「足遣い15年 左遣い10年」と言われるほど、修行時代が長いのです。

なにわ男子の皆さん、大丈夫かなぁ。




なにわ男子「文楽のおしごと」:人形の動きに大興奮!

さっそく先生たちがお手本となる人形の動きを見せてくれます。

人形の顔の部分は頭(かしら)といいます。人形によっては目もぎょろりと動きますよ。

体の全体の動き、手の動きを見せてもらいます。女の人形の足はついていないので、両手の指先で足があるように見せるのも文楽の特徴。

まるで生きているかのようなリアルな人形の動きに「すげ!」「おお!」と息を飲む7人。

「すげえすげえすげえ!」「生きてるやん!」と感動。

大橋和也くんは「チームワークなかったら無理ちゃう?」とするどい一言。さすがグループのリーダーですね。目のつけどころが違います。




なにわ男子「文楽のおしごと」:人形と太夫にチーム分け決定!

今回は、3人で扱う人形遣いをAチームとBチームの二手に分かれることにします。そして残り1人は語りを担当する太夫をすることに。

玉助先生の「太夫は芝居をリードする気持ちのいい役ですよ。」という玉助さんのおすすめもあり、リーダーの大橋和也(緑)くんが太夫を担当することになりました。

くじ引きの結果、

Aチームは高橋くん、藤原くん、西畑くんの年上組の3人と、Bチームは道枝くん、大西くん、長尾くんの高校生トリオに決定しました。

Bチームのほうが器用な人が多いっぽい。

今回の先生役は、Bチームが吉田玉助さん。Aチームが桐竹紋臣(きりたけ もんとみ)さん。

紋臣さん、おだやかーに見えて実はスパルタ!というこがのちのち明らかに!

どうなる!なにわ男子!




なにわ男子「文楽のおしごと」:太夫の先生役は誰?三味線は?

太夫の先生は、巨匠・豊竹呂太夫さんです。人間国宝に一番近い太夫さんです。

あいにく呂太夫さんは、超多忙につき2時間しか練習に来られないということで、先生の代わりにと、あるものが渡されました。

これがなんと、カセットテープ

高校生チームから「初めて見た!」という声があがります。伝統芸能の世界はカセットテープ音源はあるあるだそうです。カセットテープって何回も聴いてるとテープが擦り切れてくるんですよね、そうすると音もビロビロになってきます。

カセットテープは昭和時代の師匠から受け継がれた大切なもの。こうやって伝統芸能は自生台へ続いて行くんですね。しらんけど。

今回、三味線はプロの方におまかせということで竹澤團吾さんが担当。あと、太夫の豊竹希太夫さんの姿も見えましたね。希太夫さんは呂太夫さんの一番弟子なので、実際にこまめにお世話をしてくれるのは希太夫さんなのでしょう。

ではさっそく練習開始です!



なにわ男子「文楽のおしごと」:伊達娘恋緋鹿子(だてむすめきょうひがのこ)火の見櫓の段(ひのみやぐらのだん)に挑戦!

なにわ男子のみなさんが、今回挑戦するのは『伊達娘恋緋鹿子(だてむすめきょうひがのこ)』という演目。

この中の『火の見櫓の段(ひのみやぐらのだん)』は、文楽鑑賞教室などでもよく上演される激しい恋情(れんじょう)ものと言われています。

振り袖火事で有名な八百屋お七がモデルです。恋人の命を救うために美少女お七ちゃんが振り袖姿のまま櫓のはしごを登るというスペクタクルなお話。

ヒロインのお七ちゃんは恋人の窮地を救うために思い悩んでいます。火事になれば町の門が開いて町の外に出られると思いついたお七ちゃん。

火の見櫓の鐘を鳴らせば門は開きますが、火事でもないのに鐘を鳴らせばお七ちゃんが火炙りになってしまいます。

15分ほどの短いお話ですが、お七ちゃんの恋人を思う心情、決死の覚悟が火の見櫓をのぼる動きが見せ所です。




なにわ男子「文楽のおしごと」人形遣いAチーム練習開始!

先生の紋臣さんから、主遣いは一番ベテランがやると聞いた3人。ジャニーズとして芸歴の長さから、藤原くんが主遣いを主張します。

肉体労働が多い足遣い担当になりかけた高橋くんが3人の中で一番器用だと主張して、主遣いとなります。下剋上成功!

  • 高橋恭平(紫)くん……主遣い
  • 西畑大吾(赤)くん……左遣い
  • 藤原丈一郎(青)くん……足遣い

年長チームは、伊達娘恋緋鹿子(だてむすめきょうひがのこ)のうち、繊細な心の動きの表現担当。愛する人を思い苦悩し、火の見櫓を見つけるまでの前半部分に挑戦。

繊細な動きといっても足遣いの動きは大変。ずっとかがんだままテレビに姿の映らない藤原くんです。さすがに紋臣さんに「地味やけどしんどいやろ」と労われていました。

センター目指せ!と導かれ、行ったりきたりを繰り返す3人。
紋臣さんの指導は妥協を許さず、客席外のロビーでも続きます。

人形がセンター!自分がセンターじゃなくて人形がセンターじゃなきゃいけないの!

と、紋臣さんの厳しい声が飛び、藤原くんの口からは思わず、「帰りたい」「助けて」
とつぶやきがモレていました。

そうそう、ここで背後に映っていたのは、桐竹紋秀さんでしたね。あと足遣いの方はちょっとよくわかりませんでした。




なにわ男子「文楽のおしごと」人形遣いBチーム練習開始!

チームB 高校生チームは、まさかのじゃんけんで役割を決めます。
その結果、以下のようになりました。

  • 道枝駿佑(ピンク)くん……主遣い
  • 長尾謙杜(黄)くん……左遣い
  • 大西流星(オレンジ)くん……足遣い

じゃんけんの結果とはいえ、長身の道枝くんが主遣いで、小柄な長尾くんが足遣いになったのは、とてもいい組み合わせです。

小柄な長尾くんが人形で長身の道枝くんが足遣いだったら大惨事です。道枝くんの下半身はまちがいなくボロボロに(-_-;)

さて、さっそく人形を持ってみます。違和感なく人形を掲げる道枝くん。さすが器用なBチーム飲み込みが早いですね。

センスあるんちゃう?」と思わずほめられます。

でも、人形の重さはおよそ2キロ。人形の重さにとまどっています。次に首の動かし方や足の動かし方をそれぞれ習います。

足遣いは大西くん。玉助さんの指導通りに動かすと、自然と正座して見えるのでに感動している大西くんです。こういうフレッシュな反応がチャーミングですよね。

長尾くんもさりげなく人形の動きに合わせて左手を動かしていて、とりあえずスムーズに始まりました。





なにわ男子「文楽のおしごと」Bチーム:首の向きで大混乱!?

Bチームは「激しい動き」担当。鐘を鳴らすまでのラストにチャレンジします。

火の見櫓の段の見せ場はなんと行っても、振り袖姿のお七が愛する人のために雪で凍りつく階段をわっしわっしと上っていくところ。

人形がはしごを登っているように見えるために人形遣いは櫓の裏に回ります。主遣いは櫓の上で待機。
足遣いが人形の胴をもち、左遣いが人形の両手をつかんで登っているように見せていきます。

スムーズに進んでいるかのように見えましたが、道枝くんが櫓の上で人形の体の向きを変えるとき、首の向きがよくわからずおかしなことに。「え?あれ?」と混乱していた様子が可愛かったです。

https://twitter.com/ka_ko728/status/1215227592581664769

(ka-koさんアップありがとうございます)

私らら子はもちろんこの演目を何度も劇場で観ていますが、舞台上の櫓の裏側まで観ることはできませんのよ。今回、テレビで観て初めてこうなってるんだーとわかって、とてもおもしろかったです。

それにしてもなにわ男子の皆さん、たった半日でよくこれだけ動きがマスターできますね。さすがです。




なにわ男子「文楽のおしごと」:太夫の大橋くんの放置のされっぷりがかわいい

ところで、巨匠・呂太夫さんの到着を待ちつつ一人楽屋で自習する大橋くん。
小さなラジカセと詞章(せりふ)を書いた紙を前に、テープに合わせて声を出したりしています。

https://twitter.com/purin_kzy_0809/status/1214908065121615873

(♥さほさんアップありがとうございます)

実際は、呂太夫さんの弟子の希太夫さんが教えたりしてるはずですけど、演出上はこういうことになってるんでしょうね。

今回放送分では呂太夫師匠の姿は見えませんでしたが大丈夫なんでしょうか。

半日でどこまで仕上がったのか??果たして結果は!!




なにわ男子「文楽のおしごと」2020年1月15日放送分

さて、いよいよ2回目です。本番の舞台を迎えるなにわ男子の7人。

なにわ男子「文楽のおしごと」:いよいよ本番の放送!

今回はなにわ男子はスタジオ出演ではなく、東京・浜松町にある朝日放送からの中継でした。

やっぱり売れっ子アイドルだけあって忙しいんですね。そしてそんな忙しい中でもきちんと礼儀正しく、チームワークよく話をつなげていくところがさすがです。

7人の「やりきった感」あふれるすがすがしい顔つきを見れば、どんなにがんばったかわかろうというもの。

おばちゃん。文楽本番の放送を見る前に既にウルウルでした。https://twitter.com/725mcmc/status/1217358771187400704?s=20
(るあさんアップありがとうございます)



なにわ男子「文楽のおしごと」:Aチーム(年上組)は細かい人形の感情の動きに苦労

年上組は、桐竹紋臣さんの厳しい指導のもと、細かい人形の感情の動きを練習してきました。

たった半日の体験とはいえ、本物の芸を伝えたいという桐竹紋臣さんの気持ちが伝わってくる本気の指導です。

Aチームは、愛する人を想い苦悩する繊細な動きを表現する、手紙を読む、といった細かな作業が多くあります。

手の動き、顔の動き、それから舞台を右にいったり左にいったり落ち着かない動きをする必要があるんですね。




なにわ男子「文楽のおしごと」:Bチーム(年下組)物語の山場に挑戦

年下組の高校生チームは、吉田玉助さんの指導のもと、後半のクライマックスシーンを練習します。愛する人を救うために凍てつく寒さの中、櫓を上って半鐘を叩くというスペクタクルなシーン。

相変わらずチームワークがいい高校生チームは、櫓の裏に回るフォーメーションを工夫。
スムーズに場所を移動して、「せーの❢」で櫓を人形に登らせはじめます。

なかなかいい感じですよ。っていうか、櫓を上るシーンって横から見るとこんな風になってるんですね。何回も見た演目ですがなにわ男子さんのおかげで初めて見ることができました。

へー。



なにわ男子「文楽のおしごと」:モニターで舞台の動きを確認

一生懸命練習してきた2チームですが、人形の全体の動きが見えていないので大変。モニターで舞台の動きを確認します。

あれ?❢

人形の体の動きに気を取られて人形の首が180度後ろに回ってます。

きゃー怖い😅

モニターで動きがわかって、人形チームはちょっと休憩。



なにわ男子「文楽のおしごと」:太夫の大橋くんのもとへあの巨匠が登場!

カセットデッキを師匠の代わりに一人自主練をしている大橋君のもとに現れたのは、巨匠、豊竹呂太夫さん。

なかなかええやないか」とひとこと。

もしかして、巨匠ですか?」と、思わず問いかけてしまう大橋君。

人間国宝に一番近い太夫さんてす。カルチャーセンターの講師なども務めているので、教え方はピカイチ。

さっそくお稽古をはじめます。……が。

大橋くん、押し入れから師匠と自分の座布団を出して来てしまいます。

習う方は座布団なしやと叱られたり、声の調子に合わせて師匠と一緒に手を上下させて手は要らんと突っ込まれたり、そのたびにいちいちリアクションが可愛すぎます。

竹澤團吾さんの三味線に合わせて、練習開始。テープの自主練のかいあって、大橋くんもメキメキと声が出るようになっていきます。呂太夫さんも驚く上達ぶり。

うまい!」と一言、おほめの言葉です。



なにわ男子「文楽のおしごと」:ついに舞台本番!

アイドルのプライドをかけ300年以上続く文楽にチャレンジしたなにわ男子の7人。ついに本番を迎えます。

ちゃんと黒子の衣装をつけて人形遣いになりきります。大橋君も床(ゆか)で肩衣と袴をつけてスタンバイ。隣に座るのは、巨匠の一番弟子、豊竹希太夫(とよたけ のぞみだゆう)さんです。

三味線は練習から付き合ってくれたおなじみ竹澤團吾さん。

ほんの数分ですが、Aチーム、Bチームとも集中力を発揮して、立派にやり切りました。大橋君の義太夫の節回しも堂々としていました。

とにかくのみこみが早いのに感動。さすがトップアイドルグループですね。プロ意識が半端ないです。

礼儀正しいし、その場の集中力が半端ない。チームワークもお互いフォローしあってその場でどんどん良くなっていきます。

分野は違えどプロのエンタテナーであることを再認識しましたよ。




なにわ男子「文楽のおしごと」:スタジオに呂太夫さんと玉助さん登場:上田アナは父目線で目には光るものが。

なにわ男子の7人は無事に本番を終えて、達成感にあふれています。その姿がまた爽やか。

大阪のスタジオには太夫の呂太夫さんと人形の玉助さんがゲスト出演しています。

なにわ男子がお世話になりました。」とお礼を言う上田アナ。

放送中もすっかり父目線でしたね(笑)

https://twitter.com/TOSH19538578/status/1217639375376281601

「すごくうまいって程ではないけど、よくがんばりました。」

と玉助さん。何年も修行した人がやっとできる人形を、厳しい特訓とはいえ半日であそこまで仕上げたのは、やはりさすがプロですよね。

大橋君は、「呂太夫師匠、忙しいってあの後に散髪に行ってたんですよ!」と暴露。師匠に「いらんこというな!」と言わたり、すっかり仲良しさんです。

今回は、なにわ男子さんのお仕事ぶりにに本当に感心しました。

関東住みのらら子ですが、これからなにわ男子のみなさん注目していきたいです。

ところで、これを観て、文楽に興味ができた「なにふぁむ」な方々(今回知ったニックネーム)は、ぜひ劇場に足を運んで観てくださいね!

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